こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
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- 第7次川口市一般廃棄物処理基本計画(案)
〆切:2020年1月21日(金)
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今日は家族で、都内へ出かけました。
年末年始は都心の人が少なくなるので、逆に繰り出します。
有楽町から銀座ソニーパーク、最後は日比谷公園で遊びました。
川口駅にかかっていました、予算計上されるかな……
日比谷公園の災害用トイレ、こういうのが気になるのは職業病?
さて、今日のブログでは、昨日出た勉強会のうち、辻由起子氏(大阪府子ども家庭サポーター)のお話を共有します。
1. 講師紹介
18歳で結婚、19歳で出産、23歳で離婚。
親からは勘当され、夫から暴力を振るわれ、気が付けば自分も我が子に対し暴力をふるっていた。
虐待は本人の資質ではなく環境の問題のほうが大きいと思った。
2. 国のやってること
児童相談所 = 事後対策。
予算、人、制度が事後に流れていく。
事後対策ばかりで、全く解決していない。
3. 虐待が増加する理由
児童虐待は男女の関係が健やかに育まれていないと発生する。
児童虐待が増加する理由 ①DV
チャイルドファーストで、子どもだけ保護している。
男女間の揉め事に介入できる人は少ない。
配偶者暴力相談支援センター:内閣府
児童虐待:厚生労働省
→ 縦割り行政の弊害も。連携が取れていない。
○心理的虐待が増加した要因として、児童が同居する家庭における、配偶者に対する暴力がある事案(面前DV)について、警察からの通告が増加。→警察出動が増えている。
児童虐待が増加する理由 ②保護者支援不足
児童虐待は保護者が原因で発生しているのに、保護者に対するプログラムがほとんどできない。
- 平日開催・連続参加強制→行けません。
- 精神疾患→行けません。
- 保護者支援ができる専門職が少ない。
- 夫婦どちらかだけがプログラムを受けても意味がない。
児童虐待「虐待死」加害の動機
- 保護を行った(ネグレクト)による死亡:114人
- しつけのつもり:87人
- 子供の存在の拒否・否定:75人
- 泣き止まないことにいらだったため:66人
虐待する親は行政に相談しない
虐待に悩む当事者の会を開いて9年目に入った。
「子供を叩いてしまいます(T_T)」
「なんで行政に相談しないの?」
- 虐待をしている親と役所に判断される
- 児童相談所に子供をさらわれる
- 家に警察が来る
「だから絶対に行政には相談しないです!!」
オレンジリボンを付けている人には絶対に相談しない。
児童虐待が増加する理由 ③次世代への教育不足
「寝た子は起こすな」という時代遅れの妄信。
スマホネイティブ世代は「みんな起きている」。
数年後、親になる世代に恋愛や子育てについて教えていないのに、未来のDV、児童虐待がなくなるわけがない。
「性教育バッシング」があったため、教育現場が委縮して、伝えることをしなくなった。
予期しない妊娠→妊婦健診未受診→母子健康手帳未発行
毎年変わらない厚生労働省の報告(第15次報告)。
今度、若年層の相談支援に100億円つく。
東京都の10代の中絶件数、1843件。
4. デートDV
年々、課題が変わっていて、2年前に立てた政策など効かない。
青少年のスマホ・携帯電話所有率はどんどん上がる。
が、SNSの使い方についての授業がない。
報道ランナー『デートDV』より。
- バイト中も着信が山のように入り、2分以内に返さないと怒られる。
- 「死ね」「殺す」と言われ続け「じゃあ別れる」というと「お前なんなん」と逆切れ。
- バイトが遅くなると玄関で殴られる。→自分が悪いかなという錯覚に陥る。
- ゼンリンのアプリで位置情報を常に把握(中高生は当たり前)。
5. 大阪府の政策パッケージ「性・生教育」事業
小学生がデートDVについて学ぶ授業。
参加した小学5年生の感想「どれだけ好きでもケータイを勝手に見たりしつこくLINEするのはアカンと思う」。
これが中学生になると「愛されて嬉しい、束縛されて幸せ」になる。
事後対策から根本対策へ
性教育ではなく貧困対策でやった。
「ひとり親にさせないための恋愛をしてもらえれば」
大阪市立生野南小学校の取り組み
自己肯定感を伸ばす(国語科の)授業でやった。
6年間取り組んだことで、
- 対人関係での暴力による医療機関受診件数0件に
- 学校全体で成績が上がった
中学生も、たった1時間勉強するだけで、自己肯定感が79→92%にUP。
自分を大事にするということが、勉強しなければ分からない。
(虐待されている子は特に)
6. まとめ
今なら未来は変えられる。
親も子も一緒に成長する場がなさすぎる。
学校だけでは限られるので、保護者と地域と連携しながら対策を進めていかなければならない。