こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
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★かわぐちトーク会★
2019年11月20日(水) 10:30-11:30@川口駅近辺
もちろん子連れ可!! 今のところ応募ゼロで中止かな……
参加をご希望の方はお気軽にメール等でご連絡ください☆
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今日は、午前中は事務所で一般質問(案)をまとめていました。
午後は、埼玉県市議会第一区議長会議員研修会「自転車生活を活かしたまちづくり」@戸田市役所に参加しました。
ちなみに埼玉県市議会第一区議長会は、川口市、戸田市、蕨市、草加市の、県南4市が入っている会だそうです。
冒頭に司会者の方から、「本日の講演は、スマホ、その他の携帯機器での録音、録画、撮影は、……可能です。」とご説明があり、会場内が「可能かーい!」のような空気で包まれました。
(最近、禁止のイベントも多いですからね)
講師は、自転車ツーキニストの疋田智さん。
まずは、京都市の事例を挙げて交通安全についてのお話。
京都市は、細街路に自転車ピクトグラムを書いているそうです。
このピクトグラムには2つの大きな意味があるそうで、
①右側通行こそが諸悪の根源であること。
②車のスピード抑止効果。(京都の調査で、スピードが10%減)
だそうです。(ちなみに街の雰囲気に合わせ弁柄色を採用)
他にも、京都は自転車フレンドリーな施策を展開しており、
・駐輪場で雨合羽(100円)を販売。「傘さし運転を少なくするため」
・交差点に右折用バイクボックスを設置
結果、京都自転車政策審議会で驚くべき結果が……!
京都・新自転車計画の進捗状況と今後の方向性について(pdfが開きます) → 自転車交通事故がかなり減った!
★京都市に一番学ぶべきは、
「まず細街路から、左側通行を徹底させた」
自転車政策は幹線からスタートさせると、困難だらけ。
- 車道は危ないじゃないかという反発
自転車側の反発→本当は車道を走るほうが安全。
車側の反発 - 逆走させろ、向こう岸に渡れないという反発。
- 管轄する国・県・市の調整。
- 金がかかるという批判。
細街路からスタートして「いつのまにか左側通行が普通」という仕掛けが必要、とのことでした。
自転車政策の大原則、
自 転 車 は 車 と 巡 航 走 行!
次に、自転車活用推進法(pdfが開きます)のご紹介がありました。
第一条(目的)自転車の活用を総合的かつ計画的に推進する
- 環境への負担の低減
- 国民の健康の増進等を図る
- 災害時における交通機能の維持
第四条(地方公共団体の責務)
第五条(事業者の責務)
また、疋田さんご自身の体験が自転車ツーキニストに昇華させ、
29歳:ぷくぷくの疋田さん(1997年夏・84kg)が、
↓自転車通勤で
30歳:17kg減!(1998年秋・67kg)
まさに自転車通勤スタート時は良いことだらけ、と熱弁。
- 健康的
- 経済的
- 満員電車に乗らない
- 街が身近になる
自転車通勤可能距離としては、片道1時間が大丈夫ならば10~20km、OKで、川口市も、戸田市も、蕨市も、草加市も、自転車で都内へ通えるとのこと。(私の前職の職場にもいたな)
また、ミュンスター市、コペンハーゲン市、そして中国といった、海外事例の紹介もありました。
ミュンスター市では、市の中心部は自動車禁止、さらに中心部は自転車も禁止で、逆に市の中心地が安全でにぎわっていること。
(ちなみに国内某市で「なぜショッピングモールに行く?」というアンケートを若いママさんにしたところ、一番の魅力として「子どもと行って安全」が挙げられたそうで、大きく頷いてしまいました)
中国では、自転車が自動車に変化していく様子が紹介され、電動自転車の今後の展望が話されました。(中国では、内燃エンジンを持つものは自動車、電動エンジンを持つものは自転車の扱いで、自動車に見えても電動自転車ということが結構あるとのこと)
日本でも、ヤマハ発動機“05GEN”という、中国の電動自転車に近い(ちなみに中国の電動自転車は見た目が完全に自動車)ものがあるそうですが、これは公道走行禁止だそうで……
こういったモビリティの活用が、高齢者の自動車事故を減らすのでは?との提言をされていました。
自転車のメリット(社会篇)
- 渋滞の緩和
- 交通死亡事故の激減
- 医療費の大幅削減
- 環境への貢献
- 街の活性化につながる
こういった地域では、歩車分離式信号では、歩のほうに自転車を含めている。
もともと歩道を走っているので、「ここの信号だけ車の仲間で」といっても通じない、現状難しい。