こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

今日は、終戦記念日でした。

当時の赤ちゃんと思われる映像をテレビで見て、『現代と同じく、可愛い赤ちゃんだな』と思いました。

 

さて、今日は墨田区さんを訪ね、すみだの夢応援助成事業(ガバメントクラウドファンディング)についてお話を聞いてきました。

 

ガバメントクラウドファンディング……ネットで調べてもイマイチ理解できていなかったのですが、お話を聞いて、ふるさと納税のスキームを使ったクラウドファンディングと理解しました。

 

川口市にも、ふるさと納税制度はあります。

「すみだの夢応援助成事業」は、川口市の「寄附金モデルメニュー」レベルではなく、もっと細かく具体的なプロジェクトとなります。

川口花火大会をふるさと納税スキームの中でやる感じです。

 

 ①民間団体がプロジェクトを企画し、

 ②墨田区の委員会で審査の上、応援助成事業として認定。

 ③民間団体がインターネット等を用いてプロジェクトをPRし、

 ④区内外の人が気に入ったら寄附。

 ⑤集まったお金は民間団体へほぼ全額(※)交付

 ※総寄付額が100万円を超えた場合は超えた分の1割を差し引く

 

②の審査では、

  • 墨田区を盛り上げる
  • 新規性がある
  • プロジェクト目標額が妥当
  • プロジェクト実施計画が現実的
という点を見て選定しているのだとか。
 
なぜ、墨田区はこの助成事業を企画し、民間団体は利用するのか? 普通のふるさと納税、クラウドファンディングをそれぞれで行えば良いのでは……という疑問が沸いてきませんか?
 
(以下区の回答ではなく個人の推察です)
民間団体側のメリットとしては、行政のお墨付きがもらえること。
行政側のメリットとしては、①行政では思いつかない面白い企画(ふるさと納税メニュー)が集まるかもしれない、②PRも民間団体に任せられる、なのかなと思いました。
 
都市部の自治体にとって、ふるさと納税は大変苦しい制度です。
この制度によって、本来手に入るはずの財源が減るからです。
2017年の記事になりますが、川口市も「損している自治体」にランクインしています。(ちなみに平成30年度も損しているそうです)
 

今年度からは、「自団体住民に返礼品等を提供しないこと」となり、ますます税収が減ることが予想されます……

返礼品に負けない魅力あるプロジェクトを提示し、住民に選んでいただけるようにすることで、財源の流出は抑えら、住民のニーズにそった施策ができるかもしれません。

 

ちなみに、すみだ北斎美術館も、クラウドファンディングを利用して多額の寄付金が集まったそうです。

川口市も、うまくこの制度を利用で来たら良いかもしれませんね。

 

墨田区役所を出てふと振り返ると、スカイツリーと青空!!!

この後、ゲリラ豪雨が降るとは想像できませんでしたね……