こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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「初当選で3ヶ月市議やってみた私の座談会」

8月10日14:30~16:00@川口駅周辺でこじんまり開催予定です。

まだまだ参加者を募集しておりますので、気になる方は、

どうぞお気軽に ognazs.office@gmail.com までメールください☆

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今日は、広島原爆の日です。

川口市内では、黙祷の放送が流れました

黙祷し、日本や世界の平和について改めて考える日です。

 

さて、本日のアクセス数は、前日比1/2です!

懲りずにこのシリーズを完結させたいと思います!

全国地方議会サミット2019のレポート、今回は、2日目の【パネルディスカッション】「チーム議会の視点から市民との関係を考える」についてです。

 

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【パネルディスカッション】「チーム議会の視点から市民との関係を考える」

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ファシリテーター:佐藤淳氏(青森中央学院大学准教授)
スピーカー:瀧野良枝氏(長野県飯綱町議会議員、元飯綱町議会政策サポ―ター)
スピーカー:原口佐知子氏(静岡県牧之原市市民ファシリテーター)
スピーカー:田口裕斗氏(岐阜県可児市議会高校生議会 、現立命館大学3年)
スピーカー:竹下修平氏(愛知県新城市議会議員、元新城市若者議会議長)

 

瀧野氏 は、3人の子どもを持つママさん。
本来は一番行政に関心を持つべき立場だが、仕事・家事・育児に追われ遠い存在だったと今は思うそうです。
飯綱町政策サポーターになったことをきっかけに、街の将来が自分事になり、同時に「議員にならないか」と言われるように。

夫が「せっかく求められているんだったら踏み出してほしい、というか俺がやってほしい」と、一番の応援団になってくれたそうです。
(ちなみに旦那さんは、消防・公民館・祭り、と街が大好きで、街のためなら妻も出す、という方だそうです。笑)

 

傾聴し、時にはカウンセリングもし、どんな小さな意見も吸い上げ、根本的な問題や、その先のビジョンにスポットを当て、住民と一緒に街を作っていく、住民から吸い上げた意見をもとに高次化した討議をするのが議員の役割では、とのこと。
思い込み、思い付き、代案なき批判、個人攻撃されていると過剰に反応することは、チーム議会に相反するものだそうです。


竹下氏 は、海外の若者議会を見て、衝撃と劣等感を持って新城市に戻り、「うちにも若者議会を作りたい」と、まずは有志の団体を作ったそうです。

その後、市長が「若い人の意見を組み込まないと」という想いになってくれて、公式な若者議会(このサイト良い)ができたそうです。

細かな見積もりも含め1年で考えた提案を議員にし、3月議会で市の予算として組み込むそうです。(予算枠が設けられている)

竹下氏の中で一番大切なテーマは「情報共有」。
「若い人だから」ではなく、住民と情報共有すべく、毎日ブログを更新して市政や議会の活動を報告しているそうです。
(私と同じだ―)

田口氏 は、可児市の高校生議会(キャリア教育という位置付けで、可児市議会が運営)に参加するまで全く政治に興味を持っていなかったそうですが、高校生議会に参加し、地域課題について議員と話すことで、下記のように思ったそうです。

  • リアルな政治を体感することができた。
  • 議員も同じ人間なんだと思った。
  • 可児市を良くしたいという想いがあった。
  • 高校生の意見を温かく受け取ってくれたのが良かった。

政治に興味を持たせてくれたのが、地元の議員さん。

政治は、議員だけでなく住民全員が考えていかなければいけないもので、地域をより良くするために住民がうまく機能できているかというと難しい……「良い住民とは何か」を考えた時に一番印象に残っている言葉「良い地域を作るために良い住民を育てるのが議会の役割の1つ」を紹介してくれました。

原口氏 は、牧之原市が取り組んでいる市民と議会の対話の場で、14年間市民ファシリテーターを務めている方。

行政職員が「市民意見だからこれは合っています」と言って提案するので、議員も断れないそうで、昔はこの制度に疑問を呈する方もいらっしゃったそうです……でも、新聞に載って評価され、視察が増えたことで「良いもんなんだ」という反応に変わったそうです。

 

さらに「議会提案したい」という雰囲気も醸成され、原口氏は「良い議員を育てるための市民でいたい」と、議員にならないそうです。

(先ほどの田口さんと逆のことをおっしゃっていました。)

 

全体的に、議会に対してポジティブな感情で溢れていました。

住民参加で議会が活性化

という好循環が生まれているように感じました。

 

パネリストの皆さま、お話ありがとうございました。