こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

土曜日から募集している仮)座談会への応募、現在4名です!

まだまだ募集しておりますので(一次〆切:8/2(金)中)、ぜひお気軽に ognazs.office@gmail.com までメールください☆

 

さて、今日明日と、全国地方議会サミット2019に参加します。

テーマは「チーム議会」ということで、「議員単体や会派だけではなく、職員も含め一丸となって議会運営・自治に取り組もう!」という感じで、勉強になりました。

そのレポートを数回に分けて書きます。

 

今回は、1日目の「NHK地方議員2万人アンケートのホンネ」。

NHK報道局選挙プロジェクトの2名と大学教授がパネラーです。

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ファシリテーター:杉田敦氏(NHK報道局選挙プロジェクト副部長)
スピーカー:江藤俊昭氏(山梨学院大学教授)
スピーカー:久保隆氏(NHK報道局選挙プロジェクト記者)

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NHKスペシャル『崖っぷち!?わが町の議会』という番組の元となった、議会2万人のホンネというNHKが当時の全議員に対し実施したアンケート調査の結果を踏まえたパネルディスカッションでした。

 

このアンケートを元にした記事もあります。

員なんて、もうやめたい ~地方議員2万人アンケート

(記事末にも、関連記事をリンクしてあります。)
 
気になった点をポツポツ書いていきます。
 
実現したい政策があって議員になった「わけではない」人が6439人……友人知人に頼まれて、という流れが結構あるみたいです。
 

あなたが選挙に初めて立候補する際、家族の理解を得るのは大変でしたか」→20代は41.8、それ以外は50%超え。
 

「セクハラ・パワハラが多い」と答える割合は、男性に比べ女性のほうが高いのは、想定通り。(合算で1割、女性だけだと3割)
これに関する自由記述には、目を覆いたくなる内容もあれば、「私が辞めたら一切合切ばらしてやる!」と書いた方もいたそうです!
 
所属議会について「『なぜこの人が』と言う同僚がいる」には7割の方がYESと答えたそうで……「居眠りばかりしている」「全く発言しない」がほとんどの理由を占め、他に、「一般質問を市職員に作ってもらっている」「一般質問を1回もしない」「質問内容が意味不明
」などが挙げられたそうです。

また、「長く続けたいとは思わない」にYESと回答した方を議員種別で見ると、町議・村議「報酬が少なく生活が苦しい」、女性「セクハラ、パワハラ、子育てしながらということに理解がない」という理由が挙げられていたそうです。
 
総括として、江藤氏がコメント。
どうしても市議会議員・町村議会議員の回答が多いので、その影響を受けた集計になっていることには留意する必要がある。
「こんな同僚が」は、どの職場でも同じでは?
セクハラ・パワハラはすぐに対応しないと。
「住民の負託に応えている」にYESが9割だが、本当か? 住民に言えるか? 議員に聞くと「私はやっている」と答えるが、有権者に聞いたら……これが議員アンケートの欠陥。
岩手県町村議会議長会が昭和50年代に制定した<議員の信条>は大変素晴らしいが、これは実現していない。これはチーム議会になっていないから。
議会改革は形式だけじゃなく中身の改革。2、6、2の原則。「なんでも重視型」で頑張っている議員は1割。これが2割、3割になれば、議会は変わるのでは。
岩手県町村議会議長会の<議員の信条>はとても素晴らしい内容なんですが、ネット上では公開されていないので転記せず。
どの自治体も、似たような感じなんだなと思いました……
 
自分も気が向いた時に、このアンケートに答えたいと思います。
 
【議員2万人のホンネ】シリーズ
めっちゃいっぱいあります……全部読むのは時間かかりそう。
 
パネリストの皆さん、お話ありがとうございました!