こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
今日はOKa-Biz(岡崎ビジネスサポートセンター)を視察しました。
先に、岡崎市役所に伺い、OKa-Bizを開設するまでの経緯や、運営体制、実績等を伺いました。
ちなみに、むっちゃ可愛い市役所です。(辺り一面このポスター)
「カワイイに出会えるまち、オカザキ。」
■ OKa-Bizを開設するまでの経緯
①市内中小企業の弱体化、勤労者のうち74%が中小企業に勤務
→中小企業を元気にしなきゃ!
②事前アンケート(H24岡崎市商工労政課SBCB事業アンケート)
→経営課題を相談できるプロが必要!
③先行事例(成功事例)の調査
→経済産業省(中小企業庁)によるf-Bizモデル整備計画
f-Bizをモデルに、日本で初となる自治体主導のf-Biz型中小企業相談センターを開設!
(1) 売上アップを支える個別相談
1) 販路開拓
2) 新分野展開
3) 新商品開発
(2) トップランナーによるセミナー
→何度でも無料で相談できる!
■ 運営体制
<運営>
<場所>
→あえて人の行き交いが多い複合施設内に設置
→あえてオープンスペース(クローズドだと入りにくい)
<体制>
ビジネスコーディネーター(相談員):6名
ビジネスコーディネーター(金融機関派遣):2名
ITアドバイザー:3名
デザインアドバイザー:2名
企画運営スタッフ:4名
→スタッフ平均年齢37.9歳!
→あえてスーツ・ネクタイ禁止(相談者に気を遣わせない)
→ITやデザインを工夫するとお金をかけずに売上UPしやすいことから、IT/デザインアドバイザーも配置
→コーディネーターに向いている資質
①高いビジネスセンス
②高いコミュニケーション能力
③情熱家
<連携機関>
■ 実績
開設5年目で……(OKa-Biz 5年目の実績報告書も引用)
年間相談件数:2,914件(累計相談件数1万件超え)
リピート率:87.3%
口コミ(SNS、紹介)率:79.6%
他、成果事例の紹介。
説明はここで終わり、続いて質疑応答。
スタッフ平均年齢が若く、口コミ(SNS、紹介)率が79.6%とのことで、利用者の年齢層を聞いたところ、「数は不明だが、若い人が多い印象。しかし60歳以上も来訪される」とのことでした。
ちなみにSNSは、ブログ、Twitter、Facebook、をされています。
そしていざ、OKa-Bizへ。
にぎわっていました。(赤ちゃん連れも見えています!)
大人気です。
いらすとやさん発見。
ここで、追加質問をしました。
Q2. SNSだと、比較的若い人へのアプローチとなりそうですが、他のアプローチは何をされていますか?
A2. トップランナーのセミナー後(やる気が高まっている時)に、OKa-BizのCMを流したり、商工会議所でご紹介していただいたり。新聞や広報誌に掲載された記事を見ていらっしゃる方もいます。
Q3. アドバイザーの指名はありますか?
A3. 初回の相談は、センター長か副センター長が必ず受けます。そこで必要な支援を考え、担当アドバイザーを付けます。
他、必要に応じてキッズスペースを作ったり、館内の託児所を利用できたり、館内のローソンにOKa-Bizコーナーがあったり。
(このローソン、普通のローソンよりカフェに近い)
インターネットを上手に使われて、いろいろ工夫されていました。
また、市役所も含め、全体的に感覚が若いなと感じました。
老若男女の企業家達が岡崎市に集まりそうで、住民が増えたり、名産品が増えたり、メディアへの露出が増えたりと、Win-Winな関係がとなることが想像できました。
実は川口にも、川口商工会議所が運営しているかわビズがあることを確認できましたが、こちらには、川口市は今のところ関わっていないそうです……
市・行政としても、市内の産業が活性化するよう、岡崎市の取り組みを参考に考えてまいります。