こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
今日も雨でしたね。
午前中、お仕事に行って、事務所に戻り、母と食事して別れてからは、家でゆっくり過ごしていました。
帰省した2泊3日の途中に、いろいろ寄ったのですが、その中で多治見市モザイクタイルミュージアムで、いろいろ思ったので、そのことについて書こうと思います。
多治見市モザイクタイルミュージアムは、2016年6月4日に開館した、比較的新しい博物館です。
入ったらまだ、新築の匂いがしました。
1階が受付とワークショップコーナー。
2階がショールーム。
3階がモザイクタイルの歴史。
4階が明るい展示スペースとなっていました。
インスタ映えを意識している気がするオブジェ。
玄関に置いてあるタイル張りの車。(扉は開きません)
2階は様々なテイストのタイル部屋があるフロアでした。
引き出しの中に果物(おもちゃ)を見つけ「遊びたい」と言う5秒前。
見ていて思ったこととしては……
1点目、その明るさと気軽さ。
博物館と思うと、かなりオシャレなデザインです。
そのおかげか、来場者は大学生ぐらいの若者が多かったです。
2点目、「川口に鋳物の博物館ある……?」と。
まさにそのものはなく、川口市立文化財センターにて、鋳物も含む様々な川口市の歴史や文化、産業が紹介されていますが、こうして個別の博物館にすると、分かりやすかったり、印象に残りやすかったりするのかなと思いました。
3点目、ショールームがあるということ。
博物館がビジネスハブになり得るんだなと。
各部屋がオシャレで、それまでタイル張りを意識したことがなかった私も思わず「タイル張りができるとこあるかな? 事務所?」などと考えてしまいました。
過去の展示だけでなく、現在・未来の地元産業を後押ししているなと。
4点目、きれいだけど、採算は取れているのかなと……
受付のお姉さんに名乗らずに来場者数や経営状況を聞いてしまい、きっと変な客だと思われたでしょう。苦笑
行政の施設はよく「箱物」と言われ、赤字が問題になります。
検索すると、多治見市には他にもタイルや陶器の博物館があり、それらとの兼ね合い(差別化)も気になりました。
多治見市議会議事録で、モザイクタイルミュージアムは現在黒字で市内でも収益性が高い施設ということは分かりましたが、すでに博物館がたくさんある所で、多治見市民の中には建設反対の方もいらっしゃったんじゃないかと……実際、理由は不明ですが地元では賛成と反対が拮抗していたことも、議事録から分かりました。
博物館はもともと好きでじっくり見るほうですが、こんな視点で見ることはこれまでありませんでした。
だんだん職業病と化して楽しめなくなるのは辛い……
勉強はしつつ、純粋な気持ちで楽しむことも忘れずにいたいと思います。
ちなみに、他市の議事録を見て、全く別の気になることが出てきました。
今日のブログは、本当はそのことを書こうとしたのですが、調べるのに時間を要してしまい、息子も何度も起きてくるので、明日にします。