こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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※ 6月11日から平日5日間、川口市議会一般質問が行われます。

※ 今回質問する議員13名の発言予定はコチラ(pdfが開きます)

※ ぜひ、傍聴 or ネット中継 で、議会の様子をご覧ください☆

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今日は、令和元年6月定例会 一般質問 2日目。

議事録はコチラ(「検索」が便利)、動画はコチラ

※ブログを書いた時点ではまだUPされていません。

 

今日の中で、私が気になったところをご紹介します。

なお、接頭数字は発言通告書(pdfが開きます)と対応しています。

 

* * *

 

4-1 川口市立中学校で起きたいじめ問題について

5-3 「川口市いじめを防止するためのまちづくり推進条例」制定後の市及び教育委員会、学校現場の現状と取り組みについて

 

川口市、残念ながら昨今、いじめ問題で注目されています。

私も政治活動を始める前、2017年頃から気にしていました。

当時『なんで誰も議会で触れないのだろう?』と思っていたのですが、今は少し分かるんですね……個別の具体事例を取り上げることで、被害児童生徒および加害児童生徒、つまり子ども達を傷つけないか、追い詰めないか、慎重にならざるを得ない。

本日は、質問する議員から、その説明と、

個人のプライバシーにかかわらない範囲で質問する

と前置きがありました。

 

その上で、碇議員は、公文書の開示請求に対する①非開示→開示、②訂正→訂正取消→訂正、と判断が変遷した理由を質問し、再質問にて③公文書が元生徒に届いておらず郵送にした理由を質問していました。

市側の答弁は、①②については、係争中につき未回答としましたが、③については、

郵送後に不受理で返送され、その原因を慎重に調査したため時間を要した。昨日、再郵送した。

確実に渡すため郵送にした。

とのことでした。(書留とかなのかな……)

 

関議員は、はじめに、2016年12月に制定された「川口市いじめを防止するためのまちづくり推進条例」の意義を、

いじめについて市全体で取り組むために「まちづくり」という言葉を入れた

と説明し、川口市長も「社会全体で向き合う姿勢が大事」と呼応。

それを聞いて『そうだよな、他人事ではなく1人1人がいじめと向き合い解決しないとな』と思いました。

 

また、関議員は再質問にて、

PTAの集まりで当該条例の肝である「いじめ対応教員」および「川口市いじめから子どもを守る委員会」について知っているか全体に尋ねたところ、知っている保護者がおらず、その周知、啓発方法に問題があるのでは。条例を作っただけでは意味がない。

入学式で案内すれば保護者や地域の方に知られる。市HPも冷たく、広報かわぐちへの掲載も小さい。

と指摘。

市側の答弁は、

周知は重要、入学式や学校便り等で案内することを指示、指導していく。

とのことでした。

 

4-2 川口駅への中距離列車停車について

 

まず、その費用負担について、市側の答弁は、

請願する市がホーム等の改修について一定の負担をすることとされ、駅ビル等はJRとのこと。

営業中の工事となり、JRでないと期間や費用などの試算ができない。

「一定」とは、改修費用総額に対しての「一定」であり、現在のところ不明。

とのことでした。

また、その効果について、市側の答弁は、

周辺の再開発も踏まえ、5000人の利用者増見込み。

乗降の利用は可能と思われる。

専門家の意見も踏まえ効果を検証していく。

とのことでした。

 

4-3 市立美術館建設について

 

市側の答弁の中で、

川口市美術館建設基本構想(案)について、近日中にパブリックコメントを実施予定。

とありました!

 

4-4 羽田空港着陸便の空路変更について

 

市側の答弁は、

2020年のオリパラ開催に伴い、国際便の発着を増やすために空路変更を予定しており、川口市上空は1日30回程度飛行することになる、とのこと。

安全対策は、世界に類を見ないレベルのガイドラインがあるとのこと。

予想される騒音が68dBで、現在の栄町付近が平均55dB、最大で74dB。

引き続き騒音対策と住民への説明を、国土交通省に求め、国土交通省もモニタリングをするとのこと。

とのことでした。

質問者も「川口上空の空路変更には懸念がないと思われる」と、答弁を受けて述べていました。

 

4-5-(2) 水害等の避難勧告等のガイドラインの改訂について

 

市側の答弁は、

内閣府の改訂を踏まえ、本市も改訂。

警戒レベル5が災害発生中であり、警戒レベル4が全員避難である。

避難を躊躇せず、いち早く市民に避難してただくため、すでに市HPにて周知。

とのことでした。

今、市HPを見たのですが、トップページには記載がなく……市HP内を「避難勧告」で検索すると、避難情報に関する改定についてというページを見つけました。

ちなみに、高齢者、障碍者、幼児は警戒レベル3で避難です。

今後、広報かわぐちや防災本等でも案内されると思います。

 

4-6-(1)-ア 投票済証を利用した活動

 

市側の答弁は、

他自治体にて、商店街等での投票済証を利用した取り組みがあるのは知っているが、その効果は不明であり、本市では未検討。

とのことでした。

 

4-7 芝西中学校陽春分校について

 

は、質問者により質問取り下げとなりました。

 

5-1 新庁舎開庁に伴う記念事業について

6-8-(2) 新庁舎での挙式について

 

市側の答弁は、

新庁舎は市民のための施設であり、ロビーコンサートや、児童絵画展、挙式を考えている。

シビルウェディングはシンプルかつしっかりした挙式であり、写真だけの簡素な市から、プレゼントをする市まで様々ある。市に愛着を持ち、永住促進につながると思われる。検討して準備を進める。

とのことでした。

 

5-4 子どもから保護者まで相談しやすい「教育相談室」の環境整備について

 

市側の答弁は、

相談電話のフリーダイヤル化は検討する。

(曜日・時間の拡大は)調査研究した上で協議する。

各種言語のリーフレットを作成する。

とのことでした。

その後、関議員が、

相談用のメールアドレスを用意したり、陽春分校の開校時間の活用も検討されてはいかがか。

とおっしゃって、『確かに!』と思いました。(特にメールアドレス)

 

5-5 市立幼稚園、小・中・高等学校に小型自動翻訳機を配置することについて

 

市側の答弁は、

効果を検証して配置を検討する。

とのことでした。

 

5-6 小・中学校の適正規模について

 

市側の答弁は、

現在の「適正規模適正配置基本方針」は、学校選択制を前提としており、今後見直し予定である。

小規模校の課題を調査し検討する。

とのことでした。

 

6-1-(1)-ア 保育ニーズに対応する保育士の確保について

 

市側の答弁は、

保育士はさいたま市、都内に流出している。

昨年、厚生労働省関係機関および知事に公定価格の地域格差是正を要望した。

平成30年度には市独自の賃金補助制度、平成31年度にはICT活用による業務軽減に取り組んでいる。

とのことでした。

 

6-1-(1)-ウ 魅力ある公立幼稚園を目指して

 

「近年の園児数も踏まえご回答を」、との要望で、市側の答弁は、

H29度は214名、H30度は183名、H31度は154名と、公立幼稚園の児童数は減少傾向にある。

同一敷地内であることを利用した幼小中の連携教育を実施中である。

とのことでした。

 

6-1-(2) 保育園でのお昼寝について

 

足立区では、5歳児クラスの昼寝を廃止したとのこと。

市側の答弁は、

未検討。

とのことでした。

 

6-1-(3) 新生児聴覚検査の助成について

 

質問者は、

市内6ヶ所の分娩可能施設のうち、4ヶ所は全員実施、2ヶ所は選択実施であり、自費で5000円程度。

都内では里帰りも含んで3000円の助成を実施しており、県内5市町村でも助成をしている。

とのことでした。

市側の答弁は、

埼玉県、県医師会に一括契約を要請する。

とのことでした。

 

6-1-(4) 病児病後児保育について

 

市側の答弁は、

1施設、今年度中に開設予定。

とのことでした!

病児保育、増えますよー♪

 

6-1-(5) 風疹予防対策について

 

市側の答弁は、

今年、市独自の補助を開始。

対象者に3月に通知した。

とのことでした。

 

6-1-(6)-イ たたかない子育ての講座について

 

「本市でも導入してはどうか」という提案。

市側の答弁は、

本市では、子育て練習講座はっぴぃステップ~おこってばかりにさようなら~を実施している。

とのことでした。

6-1-(7)-イ (市)職員の育休取得の状況について

 

市側の答弁は、

H28年度、男性2名、女性183名。

H29年度、男性8名、女性178名。

H30年度、男性8名、女性186名。

とのことでした。

多いのかしら、少ないのかしら……

上記の人数を、各年で子どもが産まれた人数で割らないと、雇用均等基本調査(速報版)(pdfが開きます)との比較ができない……

 

6-2-(2)-ア (放課後児童クラブ)過密化解消について

 

市側の答弁で、「過密化解消必要地域は、戸塚、南平、中央、安行地区」とありました。

 

6-2-(2)-エ (放課後児童クラブ)出産前後の利用について

 

市側の答弁は、

以前は入院中のみ利用可能であったが、本年度から産前産後各2週間の利用が可能となった。さらなる拡大は他市を調査して検討する。

とのことでした。

ちなみに他市は、産前産後6週間や、2ヶ月が多いそう。

 

6-3-(1)-ア (液体ミルク)災害時の備蓄について

 

市側の答弁は、

消費期限1年で高額なこともあり課題が多い、他の自治体の動向も参酌しながら検討する。

とのことでした。

 

6-3-(4)-イ イエローチョーク作戦について

 

市側の答弁は、

イエローチョーク運動は京都府宇治市が発祥で、その効果が非常に高い(フン害がほぼなくなった)とのこと。本市でも、まずは町内会の理解を得た上で、モデル地区で実施し、順次拡大していく。

とのことでした。

 

6-7-(1)-ア 医療的ケア児に係る協議の場の参加について

 

市側の答弁は、

本年度中に審議会を設置することを目標に、速やかに検討する。

とのことでした。

 

6-7-(1)-イ 相談支援専門員の拡充について

6-7-(1)-ウ 特別支援教育コーディネーターの拡充及び周知について

6-7-(1)-オ 通学バスに看護師同乗を

 

市側の答弁は、

県教育委員会に働きかける。

とのことでした……

 

* * *

 

質問と答弁の一字一句は議事録を確認していただければと。

(私の聞き取りやメモが間違っているかもしれないので。)

 

ではでは、明日も頑張ります。