こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

今日もまた虐待のニュースが報じられました。

 

私が虐待にひどく関心を持つようになったのは、2010年に大阪で起きた、2児放置死事件がきっかけです。

当時、私は結婚したばかりで、まだ子どももおりませんでしたが、ただただ悲しくて、悔しくて、それまでの「虐待は最悪」から一線を画す、そんな感情を抱いたのを忘れられません。

上記事件をモデルにした映画(当該サイトトップでは予告編動画も見れますが、泣いてしまうので、あらすじをリンク先にしています)も、漫画もあり、この事件はそれだけ世間に衝撃を与えました。


ですが、なくならないのが虐待です。

この事件以降も、何人も、貴い命が犠牲になっています。

 

昨日は、虐待防止法案が衆院を通過しました。

概要はコチラ(厚生労働省、平成31年3月19日提出)

この中に、(2)児童相談所の設置促進があります。

 

児童相談所はもともと、全ての都道府県および政令指定都市に設置義務があり、2006年4月から特別区(東京23区)と中核市に設置できるようになりましたが、なかなか設置が進みません

今回の虐待防止法案でも、中核市への設置義務化が検討されましたが、中核市市長会で難色が示され、見送られました。

 

先日の自民党女性局の勉強会にて、馳浩自民党虐待等に関する特命委員会委員長が、児童虐待防止への取り組みや、児童相談所設置の難しさと可能性を話してくださいました。

 

・特別区や中核市といっても、その自治体規模は様々で、自治体だけの負担では施設設置、専門人員の確保等とても厳しいこと。

・でも早期発見、支援、介入が、切れ目なくできる、一貫して市が責任を持って児童相談の業務ができる、市の組織内部で共有ができ、判断が早くできるというメリットはあること。(設置市の意見)

・中核市が設置することで、都道府県はその中核市以外に手厚く支援できるようになり、まわりも救えること。(設置市の意見)

 

また、自民党サイトで「地方議会向け「児童虐待防止」関係質問集」を公開していることも話され、ぜひ使ってほしいと。

虐待をいち早く止められるよう、党関係なく使って構わないから、公開しているんだともおっしゃっていました。

もう何党の手柄だとか全く関係ないんですよね。

 

川口市が中核市になった時、一番に『これで児童相談所が設置できる』と思いました。

自民党川口支部の公募時にも、その意義を論文に書きました。

自分のサイトにも載せ、政治活動をスタートさせ、選挙では当選することができ、それを実現するチャンスを得ました。

 

もう1つ、私の心に強く残る事件があります。

2014年に報じられた、厚木5歳児衰弱死事件

このニュースを見た時には、「父親に何かしら育児上の困難があったのでは?」と、すぐ思うようになっていました。

子ども達も、その親も、またその支援者も救える、市独自の児童相談所の設置を、必ず実現させます。

 

今日の夕飯は、夫がいなかったため、最後にスイカを食べました。

(夫はスイカが苦手)

ほおばる息子のほっぺが可愛い、そんな普通の食事風景です。