新潟の野菜で大変お世話になっていた、飯塚農場目黒アンテナショップさんへご挨拶に行きました。

目黒の碑文谷へ。

時間が止まったように閑静な住宅地を鎮守する碑文谷八幡宮は源頼朝にも関連しているそうです。

 

 

 

オーガニックマートよこいで長年お世話になっていた、新潟の農産物のアンテナショップである(飯塚農場目黒アンテナショップさん)は、新潟の生産者にもご親族が多く、そのため生産者の方々とのつながりがとても深いのです。

 

とても安全で良い野菜・果物・きのこを当店に届けて下さっていました。

アンテナショップと名前は、生産者と小売店を結ぶ役割だからです。

 

マダーボール(こだますいか)、雪下人参、白菜のとうな、路地マイタケなど・・・皆様に愛されていたたくさんの新潟ご当地野菜・果物を販売できたのは飯塚農場目黒アンテナショップさんのおかげです。

どの商品も大変美味しく人気でした。

 

 

本来ならば春が来る頃の雪下人参を待ち遠しく思う季節なのですが、実は雪下人参の生産者である島田さんがご病気になられ農業を続けることができなくなってしまいました。

あの美しい鮮やかなオレンジの美味しい人参がもうないとは涙が出るほどつらい出来事です。

 

 

お話を伺うと、どの生産者の皆様も後継者不足、高齢化、農業の先行きは明るくありません。

 

ここ数年恒例化している線状降水帯による大雨の被害、この時期から始まるホワイトアウトを起こすほどの冬の嵐。

そういう気候変動による異常気象も大きな不安要素です。

 

さらに、農機具類の価格は一つ一つがうん百万円するそうです。必要な物なのに買うのが大変。

 

廃業する場合も大変です。大きなビニールハウスやキノコの栽培施設を壊すのにも大きな物だと億単位の費用がかかることもあるそうです。廃棄することもできずそのまま廃墟にして朽ち果てるのを待つしかないか・・・なんていう話もあるようです。

 

 

米所新潟のお米も夏の酷暑で水不足が連年続き米の品質が落ちてきているそうです。

Aクラスだった米がBクラスが増えてきた・・・

お米を作っても肥料代苗代で儲からないから跡継ぎが育てられず廃業する生産者さんが増えている・・・

消費者のお米離れも進んでいる・・・

 

 

 

こうして新潟の安全で美味しい作物をアピールし小売店に届けている飯塚農場目黒アンテナショップのスタッフの方々も皆高齢なのです。

いつまでできるか分からないけれど、できる限り生産者のために頑張りたいとおっしゃっていました。

 

オーガニックマートよこいさんが無くなって寂しいよ~と何度も言って下さいました。

私も胸が痛かったです。

オーガニックマートよこいは良いお客様に恵まれていましたが、それと同じくらい素晴らしい生産者さんメーカーさんに支えられていました。改めて感謝の気持ちで胸が一杯になりました。

 

本当に本当にお世話になりました。

 

 

 

美味しいお寿司と新潟の宝石ルレクチェ(洋梨)をごちそうになりました。

そして帰りにたくさんのゆずと、大きな椎茸をいただきました。

この椎茸は新潟の八海山で井上一郎さんが作っている原木椎茸です。

最近取引が始まったそうです。

どこかで井上さんの大きな椎茸を見かけたら是非買って食べて下さい。

 

肉厚椎茸のステーキが美味しいと聞き、やってみましたら本当に香りが良くて美味しかったです。

 

私にできることは微力ではありますが、良い生産者さんをSNSで発信していくことです。

飯塚農場目黒アンテナショップさんの情報も調べてご案内していきます!

 

 

 

 

 

 

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これは余談ですが・・・

昨日目黒に行く途中の江ノ電からの景色がとても綺麗でした。

海側の座席に誰も座っていなくて、窓が額縁のように綺麗な風景でした。

江ノ電は何度乗っても幸せな気持ちになります🚃