2018/03/11
3.11の直前、
ご縁があり、南相馬市に行ってきました。
震災からずっとさまざまなご苦労があった土地…
心に身構えるものがなかったと言えば嘘になりますが
「チームとうほぐ」の一員としては
何かお役にたてるなら二つ返事です。
こどももいっしょにお邪魔することにしました。
「みなみそうま食の文化祭」
に参加させていただくことに加えて
農家見学の機会もいただくということで
楽しみにしておりました。
が、いやはや…想像以上に進んでおりました。
お邪魔したのは「かやのきファーム」。
災害後に
「そもそも放射能検査のいらない農業にすればいい」という発想で
イスラエルから
土壌に頼らない「溶液農法」を習い、
試行錯誤を経て、今ではすっかり南相馬農法とでもいうべきメソッドを
うちたてておられます。
とくに暖房もかけないハウスの中で
溶液栽培のレモンも育っていました。鈴なり。
糖度14%。
通常のフルーツトマトの糖度が8%
高級みかんの基準が糖度12%ですから
いかに甘いかということがお分かりになるかと思います。
「災害というものは必ず起こる。
次にほかの土地に災害が起こった時には、
(私たちが助けられたように)
今度は助ける側に回れるように備えている。」
という園主の只野さんの言葉が心に残りました。道の駅で行われた「みなみそうま食の文化祭」も盛況でした。
実際にその場に身をおくことでわかることって多いですよね。
おいしい野菜にたくさん出会えました。
思いがけない再会もあり、うれしかったな…