いつも荻窪カメラのさくらやをご利用いただきありがとうございます。
お盆休み、いかがお過ごしでしょうか。
東京も梅雨に逆戻りしたかのような雨続きで参ってしまいます
今回はフジフイルムの新製品レンズ「 XF18mmF1.4 R LM WR 」の実写レビューです。
富士フイルムの歴史の中でもトップクラスに設計感度の高いレンズを積み、「超描写レンズ」と謳っているこの製品。
・・・とは言え、いつものように肩の力を抜いて、小型軽量ミラーレス一眼「X-S10」と一緒に使ってきました!
撮影時はまだ初夏の晴れた日、雨上がりを心待ちにしつつご覧いただければと思います。
画角は35mm判換算で 27mm相当のレンズ。
広過ぎることなくその場の空気間を写しこめる、使いやすい画角だと思います。
一般的なスマートフォンの画角は28mmくらいらしいので、最近では馴染みのある画角でしょうね。
リニアモーターを採用しており、AFも非常に速くて申し分ないです。
MFもスムーズ。
(↑タイル壁が歪んで写っているように見えますが、元々カーブ気味の壁なんです。)
それにしても、フジフイルムはやっぱり色が美しいですね。
これ、フジフイルム機材の記事では毎回言っていますね。
撮影時にはこんな様子でしたが、夏真っ盛りの現在は水遊び場になっている池。
ここは程よく木陰もあり涼しそうです。
広々撮れるって良いですねー。
銘レンズXF35mmF1.4が単焦点XFレンズとして根強い人気ですが、
単焦点レンズとしてまず持っておきたいのは、XF35mmよりもこちらのレンズなんじゃないかと思えてきた、ような・・・
スナップには持ってこいなんじゃないでしょうか。
最短撮影距離は20cm。テーブルフォトも難なくこなせます。
翌朝は子どもとベランダ水遊び。
水をバシャバシャやられても、このレンズは防塵防滴仕様だから大丈夫。
(X-S10は防塵防滴ではありませんよ)
防塵防滴だけでなく、メカの精度を非常に高めて、固定方法を非常に強固にしてあるので、
耐衝撃・耐環境性もある強いレンズに仕上がっているそうです。頼もしい。
タフネスと小型軽量を両立させるために、
開発時、重たい金属部分の強度を保ちながらいかに薄くしていくかの成形段階でも苦労があったようです。
食用色素で色水ジュースを作るのがお気に入り。
(勝手に色を混ぜると怒られます)
こちらは開放F1.4。
開放から合焦面のシャープさを保ちつつ、なめらかなボケ味のおかげで、吹き抜けるような空気感のある写りです。
(「グレイン・エフェクト」をかけてるけど)
広角だと被写界深度が深くなりがちなので背景ボケは難しいですが、このレンズは美しいボケですね。
この性能&画質で軽量・コンパクトサイズなのが嬉しすぎる。
ちなみに、当レンズはプラスチック製の花型フードが付属していますが、別売の角型フード「LH-XF18」の方が断然サマになります。
コンパクトですし、角型の方はアルミ削り出しなので上質感がマシマシです。
開放F1.4の美しいボケを活かしたポートレートやテーブルフォト、
高精細かつワイドに写したい風景撮影、星景、スナップにマクロ等々・・・
あらゆる被写体を、上質な画質で写してくれる優秀レンズでした。
フジフイルム XF18mmF1.4、新しい常用レンズとしていかがでしょうか。
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