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2020年9月11日、オリンパスより小型・軽量超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」が発売されます。
発売に先駆けてお試しして参りました!
今回は人込みを避け、野生生物を求めて(あと涼を求めて)、都内の自然豊かな地、奥多摩へ。
猛暑から逃れるように川沿いへ来たものの、蒸し暑いのはどこも一緒ですね・・・
でも、川の水は冷たくてとても気持ちよかったです。
11時頃。猛暑の為か、人はほとんどおらず。そして野鳥も姿を見せずでした。
(そらそうよ。野鳥撮影は早朝が鉄板ですよね)
ん?あの白いところは――― (200mm相当)
滝だ! (800mm相当)
さて、この「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」、
オリンパスの純正望遠レンズでは、単焦点の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」等、300mmまでしか選択肢がありませんでしたが、この100-400mmの登場により、望遠域は400mmまで伸びました。
マイクロフォーサーズ規格の為、このレンズ1本で35mm判換算 200-800mm相当の焦点距離をカバーしてくれます。
これだけでも広い焦点域ですが、さらに 2倍のテレコンバーター「MC-20」を併用すると、
この小型軽量仕様のまま 35mm判換算 400-1600mmというとんでもない焦点域になります!!
すごいですね・・・
超望遠レンズは「重くてデカい」という概念を超えてきています。
ボディはOM-Dフラッグシップ機「OM-D E-M1X」を持っていきましたが、
それでもレンズとボディのバランスのお陰か、重さに苦しむことはほぼ無かったです。
他社フルサイズ一眼+同等レンズとの比較です。(↑画像はオリンパス公式サイトより抜粋)
望遠効果によるマイクロフォーサーズの強みを存分に活かした、小型・軽量超望遠ズームレンズですね。
川岸まで下りる途中、日陰で涼んでいるモンシロチョウを発見!(200mm相当)
望遠で引き寄せてみます。
800mm相当まで寄せられました。
この超望遠なのに重くもなく、レンズ内手ぶれ補正のおかげで、手ぶれもほぼ気にならずです。
川の対岸にも蝶を発見。
(+MC-20 1600mm相当)
本格的なマクロレンズのように撮影ができる「テレマクロ撮影」も可能で、
近づくとスイッスイーーッと逃げてしまうアメンボもご覧の通り、怖がらせることなく撮れます。
テレコンバーターを装着した場合の最大撮影倍率(35mm判換算)は、MC-14では 0.81倍相当、MC-20では 1.15倍相当になり、
本格的なマクロレンズのような撮影ができます。
2倍テレコンバーターを使うと望遠側のF値がF13になってしまいますので、そこだけ注意が必要ですね。
また動くものでなければ、深度合成機能を使って手前から奥までピントが合った被写界深度の深い写真を撮ることも可能。
そして、PROレンズシリーズと同等の防塵・防滴性能を備えているので、
多少カメラに優しくない環境下でも撮影ができるのは嬉しいですね。
こちらは全く羽を休めてくれなかったクロアゲハ
飛んでいる蝶は動きが早過ぎて、追いながら目が回ってしまいました。
(800mm相当)
さて、ここでちょっと各焦点域での写り方を見てみましょう。
(200mm相当)
(800mm相当)
(+MC-20 400mm相当)
(+MC-20 1600mm相当)
帰ってきた翌朝。ソーセージが大好きな子どもの朝ごはん。
ちなみに、ズーム全域で最短撮影距離は1.3mです。
ちょっと離れてテーブルフォト。
(+MC-20 1600mm相当)
窓の外では鳥たちの攻防戦が!!
カラスとオナガ?でしょうか
(+MC-20 1600mm相当)
スズメの頭カイカイが撮れました 笑
超望遠で鳥を撮るのはやっぱり楽しいですね!
シャッターを切る前の十数コマを記録しておいてくれる、オリンパスが誇る動きモノ撮影の強い味方「プロキャプチャーモード」と併用すると、
このED100-400mmは最強かもしれませんね。
少し先の話になりますが、オリンパスが今後さらに開発を進めるであろうインテリジェント被写体認識AF「鳥認識」と合わせると、
より野鳥撮影の強い味方になってくれそうです。
ぜひ、このレンズで野鳥のベストショットを狙って頂きたいです。
(決定的瞬間が撮れた際は、当店スタッフに見せてくださると嬉しいです~)
オリンパスの新・小型軽量超望遠ズーム、おススメです。
《今回使用した機材はこちら!!》
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS