『リコー GRIII』使ってみました!! ~後編~ | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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前回から引き続き、おぎさくスタッフ7名がそれぞれ『リコー GRIII』を使ってみた
撮影体験レポート、後編となります。

前編 はこちらから!!↓↓

『リコー GRIII』使ってみました!! ~前編~

 

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実際にカメラを手にして一番驚いたのはボディサイズがさらに小さくなったことでした。
そしてその小さなカメラとはある種相反するかのような画質の高さにまた驚きました。
GRを携行しての歩行はそれ自体が撮影者に楽しみを与えてくれ、様々な場面をカメラと共に過ごす想像を膨らませてくれます。
自分にフィットするセッティングを見つけ出して、無心に撮りまくる。
GRはそのような楽しみに最も適ったカメラのひとつであることは間違いないでしょう。

 

程よい周辺減光はレンズを通して被写体に向き合っているのが実感できます。
あえて補正はせずに写真的な効果として楽しみたいですね。

■ F8 1/125秒 ISO100

 

GRレンズによるパースペクティブ表現を試してみました。
露出を切り詰めていますがシャドー部のディテールがしっかり残っていることに驚きました。

■ F8 1/320秒 ISO100 -1

 

時には立ち止まらずにシャッターを切りたい。
そういう時もワイドレンズと手振れ補正のおかげで何の不安もなく撮影できます。

■ F8 1/200秒 ISO200

 

(生田目)

 

 

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良いレンズに良いフィルム。
フィルム時代のGRはこの2点によって圧倒的な描写力を誇りました。
そして度重なるモデルチェンジを経て、時代はデジタル時代となりました。
描写の決め手となるのはやはりレンズ。
新たにセンサーがフィルムに取って代わりました。
しかし、それだけではありません。
デジタルでは画像処理エンジンの処理能力が仕上がりの決め手として加担します。
新開発のGR ENGINE 6と高性能プロセッサー「アクセラレーターユニット」を搭載したGRIII。
この恩恵は高感度性能や高解像などさまざまな進化に見られます。
良いレンズに良いセンサー。そして良い画像処理エンジン。
カメラの真価が問われるこの3点を妥協なく小さなボディに詰め込んだのはさすが。
逆に言えば本当に大切なもの以外は清く省きシンプルに仕上げています。
それ故、多機能が好みの方にはオススメできません。
どちらかといえばガジェットというより、写真を撮るための道具といった雰囲気。
GRIIIが貫いている道具として魅力を噛み締めながら、充実した撮影が出来ました。

 

 

ハードモノトーンにて撮影。このモードではでは粒状感を加えることもできます。

■ F4 1/250秒 ISO200

 

28mmならではの遠近感を生かした撮影が楽しめます。

■ F2.8 1/60秒 ISO200

 

色再現性がいいので普段は撮る前に箸をつけてしまうご飯も「撮ってみようかな?」と思えます。

■ F2.8 1/50秒 ISO100

 

狭い食堂でも目立たず撮影できるボディの小ささも助かります。

■ F2.8 1/50秒 ISO100

 

広角レンズとはいえ大型センサーなので接写時の深度はけっこう浅くなるもの。
手ブレ補正と高感度性能を頼りに、もう少し絞ってもよかったのかもしれません。

■ F2.8 1/40秒 ISO200

 

(嶋田)

 

 

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ポケットに入れておいて、撮りたい瞬間が来たらスッと取り出してシャッターを押す。
コンパクトカメラはその軽快さが魅力ですが、GR IIIはただ軽快なだけでなく、
その写りが大変魅力的です。
なんていうんだろう・・・語彙力に乏しいのがお恥ずかしいですが、とにかくイイ感じ。

ボディの方も、手に馴染む丁度いいサイズ感、独特の操作感が思ったより使いやすく、
単焦点であることと、過不足なくそぎ落とされた機能のおかげで、逆に撮影時迷う事も少ないように思いました。

バッテリー持ちは正直あまりよろしくない為、予備バッテリーは必携かもしれません。
もしくはType-C充電ができるので、スマホで使っているType-C急速充電器を持っていれば賄えますね。

厳選されたイメージコントロールをいろいろ試しながら、
周辺減光や粒子の粗さを変えたり、モノクロの色味を変えたり、コントラストのかかり具合等も調整したり。
写り方を自分流に変えていける楽しさがありますね。
「究極のスナップシューター」、少しの間使っただけで一気に欲しくなってしまいました。

 

子どもを布団の上に転がして遊んでいる最中の一枚。

片手で撮れる軽快さで、日常風景の撮影時に驚くほどスッと入り込んでくれます。

■ F2.8 1/125秒 ISO800

 

上野の国立科学博物館で催されている「大哺乳類展2」に行ってきました。高解像でシャープな写りが気持ち良いです。

■ F2.8 1/40秒 ISO1600

 

多彩なモノクロモードが搭載されています。左からモノトーン/ハイコントラスト白黒/ソフトモノトーン。 


■ F2.8 1/60秒 ISO1600
 

撮影時から35mmか50mmにクロップできるモードもあります。(こちらは多分35mm相当にしたもの)

■ F2.8 1/60秒 ISO1600

 

ボタンひとつでマクロの世界へ。

■ F5.6 1/800秒 ISO200

 

お散歩時は追尾AFを多用しました。画面タッチで背中を押してロックオン。

■ F2.8 1/2500秒 ISO200

 

(元吉)

 

 

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以前より根強い人気を誇るGRシリーズも今回「GRIII」となり、
また新たに支持を広げているように感じます。

多くの場合「多機能・利便性」が求められるコンパクトカメラでありながら、
実用性にこだわり、長い間変わらないスタイルは「撮る」という行為そのものの
楽しさを体感させてくれるのではないかと思います。
 

 

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