機材:Canon EOS 7D Mark II EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F5 1/2500秒 ISO100 -0.7 (撮影:オッル)
いつも荻窪カメラのさくらやをご利用頂きありがとうございます。
2月14日~16日の3日間、1号店は研修のため臨時休業をさせて頂きました。
期間中は、ご不便をおかけいたしました。
実は、当店ではいつもご利用頂いている有志のお客様と年1回、北海道の撮影旅行を企画しており、
2001年からスタートし、今回で17年目となる今年は特別編…という事で、
店舗を臨時休業とさせていただきまして、お客様と共にスタッフも参加、
スタッフ研修を兼ねた撮影旅行という形で行ってまいりました。
1号店の全スタッフが参加したのは初の試みとなります。
北海道は道東、釧路・羅臼で、主にタンチョウ鶴、シマフクロウ、そしてこの時期オホーツク沿岸に流れ込む流氷と
オオワシやオジロワシ等の撮影です。
冬の道東、極寒の中での撮影経験の無いスタッフも初の体験、また、皆普段の撮影ジャンルも使用機材も
異なるメンバーが、ニコン・キャノン・ソニー・オリンパス・パナソニック・フジフィルムと、
主要メーカー機材をそれぞれ使い、撮影に挑みました。
3日間に渡る撮影旅行のため、前編・中編・後編と 3回に分けてのレポートとなります。
少々長めですが、よろしければおつきあいください(^_^)
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「道東撮影の旅 2018」
初日の早朝、羽田空港から直行便で釧路空港へ。天気は快晴。
到着後、本日の撮影地、阿寒『タンチョウ観察センター』へ向かいました。
昨年に引き続き、今年も午後の餌やりが中止となったため、以前のような賑やかさは無いですが、
のんびりくつろいだり優雅に舞ったり、タンチョウたちは様々な表情を見せてくれました。
冒頭の一枚はキヤノンのロングセラーEOS 7DMarkIIで撮影した1枚。
超望遠、動きのある野鳥撮影にはやっぱりAPS-Cサイズセンサーが有利です。
発売からまもなく4年が経ちますが、性能は最新機種に勝るとも劣らない実力ぶり。
タンチョウ鶴の曲線のラインが美しいです。
続いて、
ソニー、ニコン、フジフイルム、キャノン、各機材で撮影したタンチョウ鶴のポーズ4選!
機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM](撮影:名古屋) / 機材:NIKON D500 AF-S 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR(撮影:櫻井)
機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR(撮影:足立) / 機材:Canon EOS 7D Mark II EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM(撮影:歌川)
今年は例年に比べると訪れているカメラマンも少なめ…?でしょうか。
ベストポジションで撮影できました!
運よくこの日は快晴。綺麗な青空に羽ばたく姿も絵になります。
機材:Canon EOS 7D Mark II EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F7.1 1/2500秒 ISO200 -0.3(撮影:歌川)
機材:Panasonic DC-G9 LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 / POWER O.I.S.[H-ES200](撮影:嶋田)
パナソニック G9は今年1月発売の最新機種。高速AFと手ブレ補正性能6.5段で
400mm相当でも手持ち撮影出来てしまうのは凄い…。
こちらはクリエイティブコントロール『 L.モノクローム』で撮影の1枚。
パナソニック機はフィルターの呼び出しが直感的に操作できるので、
瞬間を逃せない撮影シーンでもいろいろ楽しめるのも強みですね。
昼過ぎにタンチョウ観察センターでの撮影を終え、
再びバスに乗り約3時間ほど、本日の宿『民宿 鷲の宿』がある羅臼へ。
日も暮れかけた17時頃、やっと到着!! (北海道は広いです…)
ここのところシマフクロウの飛来時間が早まっているとの事。
この日も夕食前、夕方17時過ぎの早い時間に1回目の飛来がありました。
まだ準備が…!!
慌ててシャッターを切る一同。
機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM](撮影:名古屋)
機材:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII M.ZD ED40-150mm F2.8 PRO(撮影:田辺)
この時の飛来時間は1分あるか無いか。獲物を掴むと、あっという間に飛び去ってしまいました。
その後、早めの夕食を済ませ、改めての撮影準備。
シマフクロウの活動を妨げない特別な照明装置を設置しているため、カメラの設定はマニュアル、
シャッタースピードは1/80秒、絞り値F4でISO3200、またはF5.6でISO6400に設定します。
(補助光をOFFにしておくのも忘れずに)
室内の明かりを消して、根気強くシマフクロウを待ちます。
待つこと数時間、22時。やって来ました!!
機材:NIKON D500 AF-S 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR ★ F5.6 1/80秒 ISO6400(撮影:櫻井)
この迫力!! カッコよさ!! カッコよさ…!!!
羽ばたきの力強さに、ファインダー越しに圧倒されます。
ニコンDXフラッグシップD500、シマフクロウが羽を大きく広げた瞬間をバッチリ捉えてくれました。
三脚はベルボンprofessional Geo V640、さらに ML-6 レベラーと、FHD-66A雲台の組み合わせです。
ML-6 レベラーで水平出し、固定しておけばあとは上下左右の調整のみ。
FHD-66A雲台は縦位置撮影にも対応する超望遠レンズ・ビデオ兼用のマルチ雲台。便利です!
機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR(撮影:元吉) / 機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR(撮影:足立)
続いて午前0時を超えた頃、またシマフクロウが現れました!!
今度は2羽です。
同時に2羽現れるのはとても珍しいかもしれません。
過去にも幾度か訪れているメンバーも初めての経験でした。
手際よく静かにガラス窓を開けまして・・・
機材:NIKON D500 AF-S 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR ★ F5.6 1/80秒 ISO6400(撮影:櫻井)
機材:SONY α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM] ★ F5.6 1/80秒 ISO6400 (撮影:名古屋)
機材:Panasonic DC-G9 LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.(撮影:嶋田) /機材:Canon EOS 5D Mark IV EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM(撮影:歌川)
2羽同時に見ることができた幸運に、この後なかなか寝付けなかった方も多数。
一方、2羽を見ることなく寝落ちしてしまった部屋も・・・(足立と元吉がいた部屋です)
初日はこれにて終了。
連写に不慣れな一部おぎさくスタッフは、早くもメモリーカードの容量を心配し始めました
翌日のお目当てはオオワシ・オジロワシ・エゾフクロウです。
次回をお楽しみに