使ってみました!カールツァイス Otus 1.4/55 その② | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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5月29日に発売された、世界最高のレンズを謳うカールツァイス大口径レンズ

Carl Zeiss Otus 1.4/55( Apo Distagon T* )

先日はフィルムカメラでの試写をお届けいたしましたが、
今回はデジタル一眼レフ(ニコンD600)にて撮影した写真をご覧ください。



Nikon D600 , 1/200 , F4

Nikon D600 , 1/250 , F8

Nikon D600 , 1/320 , F11


空気感をみごとに写しこみ、繊細で優しく、それでいて隅々までシャープ。
カメラの液晶に表示された写真でさえ、見た瞬間に思わずため息がもれます。

今回は北鎌倉~鎌倉~江ノ島~東京駅というコースで撮影をしました。


Nikon D600 , 1/3200 , F2


開放付近ではピンが薄いので、MFでのピント合わせがかなりシビア。
前ボケ後ボケは素直でなめらか。嫌な感じはしません。


Nikon D600 , 1/200 , F8

Nikon D600 , 1/640 , F8

Nikon D600 , 1/30 , F11


光をうまく捉えてくれるので、フレアやハレーションが少なく、透明感のあるクリアな写り。
さすがはカールツァイスと言うところですが、その前代未聞の重量感がいかにも
「写真を撮影しているんだ」という気持ちにさせてくれるので、撮影が楽しくて
足が止まりませんでした。



Nikon D600 , 1/2000 , F1.4

Nikon D600 , 1/500 , F1.4

Nikon D600 , 1/1250 , F8


Nikon D600 , 1/500 , F11


写した写真を見るたび、絞った写真は「こんなに見えてしまうのか」と、
開放にした写真は「こんなにとろけてくれるのか」と思うほどで
画像サイズに制限のあるブログでしかお見せできないのが残念なくらいです。


Nikon D600 , 1/320 , F1.4

Nikon D600 , 1/640 , F1.4


背景から被写体が浮き出してくる大口径レンズ独特のぼけ。
他のレンズでは画面の周辺が渦を巻いたり、ざわざわしたりして
汚いぼけになってしまいがちですが、開放でもこの写り。

自分の写真が突然上手くなったような錯覚を覚えます…



Nikon D600 , 1/50 , F11


見てくださいこの写り。
手前の鳥居の下にいる人から江ノ島の弁天橋を渡る人まで、一貫してシャープに
精密に写しているのが分かります。


遠くの人までもここまで写ると逆に怖ろしくなってきます。



Nikon D600 , 1/60 , F2

最後に東京駅を撮影。
クリアでシャープなこのレンズは夜景撮影にも適していると思います。

白い彫刻の微妙な陰影や、間接照明のあたっている壁のグラデーションも
うまく自然に描写してくれています。



Nikon D600 , '6 , F16


「レンズで写真は変わる」ということを全力で体現し、
私たちの目の前に突きつけてくれたこのOtusは、
紛れもなく世界最高のレンズであると感じました。

Nikon D600 , 1/60 , F4



「何を撮っても絵になるレンズ」こうしたレンズが稀にあります。
まさしくOtusはそんな一品の一つです。


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NEWカールツァイス Otus 1.4/55