フジフイルム X-Pro1   rks | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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東京荻窪にあるカメラ専門店、カメラのさくらやです。
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いつも荻窪カメラのさくらやをご利用いただきましてありがとうございます。
寒さに体が縮こまって、最近なかなか写真を撮りにいけてないrksです。

久しぶりのブログ記事となってしまいましたが、今年2012年はカメラメーカー各社から新製品がぞくぞくと発表・発売されて、わくわくする年になりそうです。

そんな先日は、フジフイルムから2月18日に発売のX-Pro1をお借りして、撮影してきました。
X-Pro1は、フジフイルム初のノンレフレックス(ミラーレス)レンズ交換式デジタルカメラです。
http://www.ogisaku.com/html/products/detail.php?product_id=8763

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1630万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーに、フジフイルム独自のカラーフィルター配置によってローパスフィルターを無くし、解像力と描写力を突き詰めたカメラです。

さらに、新たにフジフイルム独自のXマウントを開発。
フランジバックを短く設計することで周辺光量の低下を防ぎ、画面周辺までの高い解像度を実現しています。

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同時発売のレンズは、35mm F1.4、18mm F2、60mm F2.4マクロ、の3本。
(焦点距離は35mm判フィルム換算で、約1.5倍になります)

フジフイルムのフジノンレンズは、その独特のしっとりとした写りに定評があり、
加えて、世界でもトップクラスと言われる反射防止のスーパーEBCコーティングを施しています。

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高級感あふれる金属鏡筒と総ガラス製のレンズ群は、使う人の撮影意欲を高めてくれます。
重すぎず、軽すぎず、ほどよい道具としての重さが、手にすっとなじんでくれるような感じです。

さらに同じくスーパーEBCコーティングされたフジフイルム純正のレンズ保護フィルターを付ければ
このフジノンレンズの性能を下げることなく、また余すことなく使えると思います。

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そして何より、X100で世界中を驚かせた、ハイブリッドマルチビューファインダーを搭載。
光学のレンジファインダーと、そこに液晶の水準器や撮影情報などを表示させながらの撮影が可能。

液晶ファインダーに切り替えると、約144万ドットの高精細液晶で、もちろん拡大しての細かなピント合わせも可能です。

ファインダーを覗いて撮るという、このシンプルなスタイルこそが撮影の原点と謳い
老舗写真メーカーのフジフイルムが、シンプルに写真を撮る喜びを満たしてくれるカメラを創ってくれました。

http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_pro1/

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今回、僕が撮影してきたのは、明治神宮と原宿から裏原宿、そして表参道にかけての一帯です。
明治神宮辺りは35mm F1.4、そして原宿・裏原宿周辺は18mm F2を使いました。
(寒くてレンズ交換がちょっと億劫だっただけです…すみません…)

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このX-Pro1には、フィルムメーカーならではの「フィルムシミュレーションモード」が搭載されていて、
表現意図に合わせてフィルムを選ぶ感覚で、色再現性や階調表現を使い分けられます。

見た目に自然な色再現で幅広く活用できるPROVIAモード、メリハリのある階調と鮮やかな色調のVelviaモード、そして肌色の自然な階調と風景の鮮やかな色調を両立させるASTIAモード。

FUJIFILMが培ってきた写真フィルムの表現力を簡単に手に入れられます。
今回の撮影はすべて「ASTIAモード」で撮影しました。

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さらに、色々なブラケッティング撮影も可能で、AEブラケット・ISOブラケット・ダイナミックレンジブラケット・さらにフィルムシミュレーションモードでもブラケットが可能。
デジタルならではの、かゆいところに手が届く便利な機能がたくさんあります。

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暗めの場所の撮影でも、大きいセンサーサイズと独自のフィルターが自然な描写を手助けしてくれます。
また、レンズのF値が明るいところも嬉しいところ。(上の夜景は18mmF2で撮影しました)

この日は一日曇りで、日が暮れて暗くなった街を撮ってもノイズが全くといって良いほど見えず、
さらに、霞がかっていた新宿からも(小さいですが)東京スカイツリーがしっかり写っていたのには驚きました。

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今のところ、ボディとレンズは別々での販売ですが、それは安易にコンパクトで安価なズームレンズをセットにするのではなく、撮影する人それぞれにレンズを選ぶ楽しさと、レンズを交換する楽しさを(ふたたび)教えてくれようとしているのかもしれません。

また、3本の単焦点レンズ1つ1つに自信とこだわりをもって作っているからこそ、1人1人に合ったレンズを選んで使ってもらいたいという願いもあるのかもしれません。(もちろん3本とも手にしてしまうのも大いにアリです!)

決して安い買い物ではないと思いますが、値段以上に言葉では言い尽くせない、写真に対する真摯な魂のようなものと、得も言われぬ喜びや満足感が、あなたの生活に彩りを添えてくれるに違いありません。

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