2020年 3月20日 午後12時49分ごろ、春分です。
春分は占星術でいう1年の始まりで、太陽が牡羊座に入った瞬間を言います。
春分図は3月21日からの1年間の個人や社会の雰囲気やテーマを表します。
今年の春分図は6、7ハウスに天体が集中していますね!
ちなみに去年(2019年)はこんな感じでした↓。
2019年春分図 自分の力は人との協力関係でさらに磨きがかかる
ご自身にとっての1年はいかがだったでしょうか?
アセンダント(太陽の光さす場所)は蟹座です。
昨年は牡羊座でした。
同じ活動宮ですが、昨年と違うのは家族や親しい仲間など、同じ思いの人たちと動くという感じでしょう。
アセンダントと対するディセンダント(他者、または他者から見える自分)という位置に山羊座の天体たちが密集しています。
まさに、誰かを守るために動くというイメージです。
もしくは社会の問題に対して、仲間と立ち向かっていくようなイメージもあります。
1年の雰囲気として共感、やさしさ、母性的と言えますが、悪く出ると依存的、内向的、不安定と言った要素があります。
蟹座の支配星の月は7ハウスにあるので、
自分と他者の意見をすり合わせる。
今の生活における社会の問題点を考え、解決に向けて活動する。
そんな風に、自分の行動の欲求は、社会や他者など、外からもたらされるようです。
いかに双方のバランスをとるかというのはテーマになるでしょう。
太陽は9ハウスにあります。
広い視野で物事にあたることは国の動向についてもそうですし、個人についても言えることでしょう。
コロナウイルスは世界的な広がりが見られます。
どうなるかわかりませんが、オリンピック開催年ということもあります。
世界の動向は気にしておくといいと思います。
また、専門的な知識を身につけたり、もっと学びたいという向上心を持つような配置です。
この機会に外国語の習得などもいいですね。
この図には無いのですが、傷を表す小惑星のキロンと月の遠地点(リリス)がぴったり重なり、太陽ともゆるく重なっています。
制限のある中でも多くを学ぶという度数です。
今年はコロナウイルスで活動が制限されるようなことがありました。
卒業式は先生と生徒だけで行われたところが多かったですね。
時間は平等にありますが、制限の中ではやりたいことが限られます。
自分は何が一番やりたいのかいろいろやってみるといいかもしれません。
何か始めようとするとき、陰でこそこそ言う人たちがいるかもしれませんが、あまり気にしないことです。
心強い味方が現れるでしょう。
自分の時間の使い方や人付き合いに関して「人のふり見て我が振り直せ」という諺がぴったりくるように思います。
太陽は土星とソフトな配置なので、まじめにコツコツと取り組むことがいい結果に結びつくことでしょう。
月は7ハウスです。
やはり他者に影響されやすいだろうなぁと思います。
また女性や年上・年配の人、母性的な人との出会いなどがありそうです。
こんなドラマが3月21日に始まりましたよ!すごいなぁw。
牡牛座金星と水瓶座月がスクエア(葛藤)の関係って、まさにこのドラマっぽいです。
物や今までやってきたことにこだわりたい気持ちと、執着を手放し、自由でありたい気持ちとの葛藤。
他者にどう見られたいのか?ですね。
10ハウスに改革の星・天王星があるので表立つ場で変わりたい(笑)。
何がどうなれば自由でのびやかでいられるのか?という個々の葛藤は、自分を飛躍させる糧にしましょう。
10ハウスは仕事や生き方という感じによむこともできすのですが、天王星の影響もあり、新しいやり方や新しい技術を取り入れていくといいように思います。方向転換をする人もいると思います。
その他
山羊座にある火星と木星が6ハウスで重なっています。
6ハウスは仕事・訓練・完璧さを求める・献身的・医療関係・健康などがキーワードですが、
これらのことが過剰になったり、問題になったりしやすいと思います。
もともと山羊座のテーマとして働き方や会社の組織、社会のルールや規範などがあります。
そこに火星、木星、冥王星、土星の4天体があるのはなんとも暑苦しさ、重たさがあります。
死と再生の星と言われる冥王星があることも社会の崩壊と再生を想像させます。
土星は春分の2日後に水瓶座に入ります。「地」から「風」のエレメントに変わります。
火星や木星もさらには冥王星も水瓶座に入っていく過程の中にいます。
冥王星は2023年に水瓶座入りです。時代の変化の中にいると言えます。
だんだんと風通しが良くなっていくことは確かで、土星が水瓶座に入り、また逆行して山羊座に戻ってきますが、2、3年先のことや時代の変化の最中にいることを意識していいと思います。
まずは変化の前の苦しさを耐えないといけないのですよね。
話を戻して、今年は6、7ハウス、山羊座に天体が集中していることを考えると、
仕事が忙しい、あるいは仕事が無い、体調を崩すなどが考えられます。
また、上下関係、親子関係、上司と部下、先輩後輩、
または自分と家、自分と会社、自分と社会という形で問題に取り組むのかもしれません。
何が自分に当てはまりそうでしょうか?
意識をしておくことで状態をやわらげることができると思います。
そして依存ではなく、共感でつながる仲間とともに手を取り合って、課題を乗り越えていきましょう。
やさしさ大事。
これらのことがベースにある1年のスタートです。