今年も300年の伝統ある清内路花火が奉納されました。
1731(享保16)年に下清内路の諏訪神社が再建され、そのお祝いとして、花火が奉納されたというのが清内路の手づくり花火の最も古い記録だそうです。
花火の材料は炭と硝石と鉄の粉です。
戦時中、鉄を供出した時代には鍋を粉にして鉄粉を作ってでも花火を作ったそうです。
週末は雨模様。上清内路の花火は雨での開催となりすごく寒い日でした(^_^;)。
前日も雨、当日朝も小雨。さすがに今年は雨の中での開催だろうとの予測でしたが、
見事に外れ、星がきらめく中での花火の奉納となりました。
晴れたのはその夜だけ。翌日も翌々日も雨の日を過ごし、本当に花火の時だけ晴れたという奇跡のような天気でした。
↑火薬を重鎮した花火の仕掛けを担いで花火小屋からきおって境内に上がってきます。
雨の予報だったので仕掛けにはビニールがかけられています。
下清内路の花火は境内が狭く、ほとんどが立ち見席です。
境内に隣接する集会場と説教所という建物が区民席となり唯一座って見れますが、屋根があるので打ち上げは見えないし、前の方でないとみることができません。
それでも仕掛け花火の待ち時間に子供が後ろで遊び回れるという点でいつもそこで見ています。
高学年になるとお菓子を囲んで丸くなって宴会状態だし(笑)、小さい子はぐるぐるまわって、じゃれあって遊んでいます。誰もゲームを持ってきていないのは珍しいのではないかな。
↑写真は高学年による花火太鼓の奉納。晴れたので外で。中央の太鼓の一番右は次男。
そこに後ろで仲間と固まって座っていたお兄さんが、酔った勢い?で「子供たち、誰でもいいからかかって来―い」みたいに出てきたわけです。
ちょっと強面のバイクでも乗っていそうな風貌の短髪のお兄さんの登場にびっくりしました。見たことない人!*清内路地区は600人弱でその内、下清内路のみといえばだいたい見たこと聞いたことあるわけです。ちなみにうちは下清内路住民。
でも、すぐどこどこの息子さんで誰々の弟くんとわかりました。
自衛隊だということまで(笑)。
こどもたち一瞬ビビっていましたが、すぐ男の子がキックを入れていました。頭から体当たりとか(^_^;)。女の子はかわいいな。保育園児から小学校低学年の子らですけど。うちの子はジャンピングキック。それは止めなさい(-_-;)。
お兄さん「オラ来い。もっと来い!」と大きな声だったので祭典委員にちょっと注意されてましたけど子供たちも行く行く。
そしてお兄さん「清内路大好きだー」と叫び始めましたよw。
「おれは怖いからよそでは誰も近づかないけど、みんなは俺のところに来てくれる!清内路大好きだー!」って。1年生の子がお母さんに「あの人蹴られてうれしいんだって」と教えに来て、お母さんがいさめるのも聞かずまた蹴りに行った(笑)。
諏訪神社の部が終わり、建神社の三国を待っていたときのことでした。時間も9時すぎ。
お兄さんと子供らが遊んでいます。
この出来事に出会ってジーンとしてしまいました。
もう外に出ている若者だけど、今清内路に生きているという名も知らないこどもたちと「清内路」という共通点で繋がっている。「清内路」が心の基盤としてあり、外に出て頑張っている。
占星術でいうと4ハウスが家や家族、ルーツや心の拠り所を表します。4ハウスはホロスコープの一番下の部分に位置します。
↓海部舞さんホロスコープセミナーテキストの一部
1から6ハウスまでは個人の育成を表し、7ハウスから12ハウスまでは社会性を発達させていきます。4ハウスの対角にあるのは10ハウスです。職業、肩書き、社会的立場のハウス。この対角に向き合うハウスは補完し合います。
これは土台がしっかりしていれば、いるほど社会に出て頑張れる、自分を発揮できるとも言えるのだと思います。1日の中でいえば、4ハウスは仕事から帰ってきて休むところ。この4ハウスは蟹座に対応していて支配星は月です。素の自分でいられるところでもあります。
土台って、自分に合わせて強くもしていけるのかもしれません。自分を受け入れてくれる場所というのはただ甘えられる場所だったり甘やかされる場所でもない。ときに厳しいことも体験するからこそ土台や絆は強くなっていくのでしょう。
松村潔先生の書いた「完全マスター 西洋占星術」にある4ハウスについての記述で「同質という共有されたルーツを表す第4ハウスは人が人として活動するための心理的な力づけとパワーを提供します」とあります。
まさにこの花火を作る有志会員は、花火が好きだという気持ちの繋がりでまとまり、花火に力をもらっているのだなと感じます。
そうでなければ仕事から帰ってきてご飯をさっと食べて、また花火の作業に出かけることを1ヶ月ちょっとも続けられませんね。奥さん方から見たらもう、言うすべなしです。
花火の一週間くらい前になると仕掛けの準備等でさらに帰りが遅くなります。前日は仕事を休んで朝から作業です。ここですでにもう緊張しています。当日は緊張マックス。朝ごはんを食べるけどほとんど喉を通らない。
夕方車を置きに帰ってきて、軽く食べていざ出陣です。
ほんとにそんな雰囲気です。主人の場合ですが。
毎年学校の先生も数名参加してくれるのです。日数は少ないけれど一緒に作業をして、祭りでは火の粉を浴びます。祝杯もあげます。先生と保護者の関係ではなく、花火の中では先生は新入りですからね。よくやってくれてると思います。
去年、翌日の片付け作業の場所に遊びに行った子供たち、副煙火長を「あにき」と呼び、陣取りを教えてもらっていました(笑)。正確には呼ばせられていたわけですけど(笑)。
清内路の子はそんな大人たちの中で育つこどもです。
でっかく羽ばたいてほしいなぁ。
動画が載せられなかった(-_-;)。火の粉の中に人がいます!
第三国のきおいもいいのですが、写真無し。
清内路花火で検索するとたくさんでてきますのでよかったら見てみてください。
第三国に火がつくとその熱も伝わってきます。
火薬の勢いと、熱と、響き渡る音と、その場の臨場感。
そして有志会員の心意気はその場に行った人だけが感じられるもの。
よろしかったら一度見に来てください!
今年は雨予報だったので来場客が少なく、来られた方はお得でした!
関わっていたみなさん、本当にお疲れ様でした!
また来年!
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