まだ仮設住宅入居待ちの方がいるなんて! ~宮城県女川町震災復興対策特別委員長に聞く~ | おぎ村ふみ規オフィシャルブログ  100年後も選ばれる、廿日市に!

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廿日市が100年後も選ばれるまちであって欲しいと願う、広島県廿日市(はつかいち)市議会議員おぎ村ふみ規(3期目)のブログです!


宮城県女川町議会震災復興対策特別委員会委員長
木村 柾郎町議会議員ご夫妻と


皆さん、こんばんは!
廿日市 広島から日本を元気に!する市議会議員
宮島の目の前の、おぎ村 ふみ規です。



先程まで、人口約1万人の町で死者、行方不明者
800名以上を出した宮城県女川町木村柾郎町議会議員
と懇談させて頂きました。

女川町以上に被害の割合が大きかった町は
大槌町くらいだそうです。被害の大きさがわかりますね。


【何故今も、仮設住宅入居待ちなのか?】

3世代で同じ仮設住宅に入ったものの
これまでは別々に暮らしていたわけですから
中々同じ屋根の下に同居は難しいものがあります。

そういった世帯の御爺さんや御婆さんが、
あらたに仮設住宅入居を申し込んだり、若い家族の
方があらたに申し込んだりといったことがまだ今でも
あるそうです。

【ヤマベンは若い娘には申し訳なかった!】

ヤマベンとは、山で用を足す事です。

震災後、22日間風呂に入れなかった、と豪快に
仰る木村町議。
電気、ガスは比較的早く復旧したものの
上水道の復旧にはかなりの時間を費やしたそうです。
1メートル余り地盤沈下した女川町。
電気、ガス(LPガス)→地上
水道         →地中

こういった違いが大きく復旧のスピードに差が出たようです。

『仮設住宅のトイレで初めて水洗を使った!』
との声も聞きましたよ。


【公営住宅を山を拓いて建設したいが所有者不明に阻まれ・・】

殆どの町民の皆さんは、新しい街を作っていくため
津波被害にあった自分たちの
土地を購入時の価格の2分の一、3分の一で手放す決断を
されているそうです。

しかし一方では山の所有者がはっきりせず、高台に公営住宅を
建設しようにも現在の法律が盾になり進んでいな状況もあるとのことです。

千年に一度の大震災

と何度も聞かされてきました。
そうであるならば、
千年に一度の国の対応が求められるのでは
ないでしょうか。

あらためて、忘れてはならない。
今年も被災地を訪れなければならない、
と意を強くしております。


感謝!荻村 文規