『ボランティアツーリズム』聞きなれない言葉です。簡単に言いますと、
風評被害等で苦しんでいる被災地の旅館やホテルにあえて泊まり幾ばくかの
お金を被災地の観光業に落としながら、被災地でボランティアを続ける
活動のことのです。2泊5日という、そこだけ聞けば強行軍の日程ですが、
非常に時間を有効に使えて有意義です。
今回利用したのは、“地球の歩き方”と“トップツアー”が共催している
東日本大震災 復興支援ボランティアです。
1日目 5月27日(金)
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/17/ogimura-fumiki/16/16/j/o0640047211262289211.jpg?caw=800)
21:30
新宿センタービル前集合。翌朝は現地到着後、直ちに作業開始のため、出来れば直ぐに作業できる格好で集合せよ、との事。21:00頃から周辺では『それっぽい』格好をした方々が集まり始め、いよいよ始まるという実感が湧いてくる。
22:00
出発 車内では工程の説明をメジャーリーガーの松坂大輔似の添乗員さんと地球の歩き方の担当者さんがして下さった後、参加者一人一人が自己紹介を兼ねてマイクを持つ。まだまだみんなほとんど初対面で硬いです。。。
24:00
最初の休憩。上河内パーキングエリア。この休憩後、消灯になる。到着まで2回休憩があったがアナウンスはナシ。用を足される方だけが利用する休憩だ。
2日目 5月28日(土) 終日雨
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![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/17/ogimura-fumiki/13/ed/j/o0480064011262299448.jpg?caw=800)
09:00
岩手県釜石市災害復興支援センター到着。駐車場には全国の都道府県名の入った車が沢山ならび、日本人のキズナを再確認する。我々40名は2班にわかれる。1班は民家の片付けの手伝い。そしてもう1斑は側溝の汚泥掃除です。わしは汚泥掃除班。ワッペンを渡され、オリエンテーションの後、スコップや土嚢袋、手押し車等をセンターでお借りし、男性人で手分けして備品持参で現場に向かう。徒歩15分くらい。
センターから現場までの途中にある、有名な“新日本製鐵釜石製鐵所”
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ-新日鉄釜石](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/17/ogimura-fumiki/f9/b8/j/o0640048011262315888.jpg?caw=800)
釜石駅付近の薬局
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/17/ogimura-fumiki/e8/5b/j/o0640048011262315889.jpg?caw=800)
同じく釜石駅付近 シャッターが捻じ曲がってます
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/17/ogimura-fumiki/60/93/j/o0640048011262315887.jpg?caw=800)
作業現場近くの信号 LEDの新しいタイプでしたが、無残な格好に
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ-信号](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/18/ogimura-fumiki/fd/36/j/o0640048011262328459.jpg?caw=800)
作業風景です。側溝を外しての汚泥処理
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ-作業風景](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/18/ogimura-fumiki/ce/5a/j/o0640048011262328457.jpg?caw=800)
09:55
現場到着。地域の方に具体的な作業場所の指示を頂き、雨の中作業開始。
10:02
参加女性の悲鳴が・・ 側溝のフタを取り外す作業中、フタの重みに耐え切れずフタと地面の間に指を詰めかなりの出血。すぐにチームリーダーが状況を確認し病院へ。
12:15
病院へ直行された方は指先を数針縫い、残念ながら岐路に着くことになる。怪我と隣り合わせなのだと、再認識する一同。
13:30
皆さんそれぞれ持参した昼食を摂る方や私たちのように、周辺を歩き回り、『まんぷく亭』なる地物の魚を出す店に行き、ちゃかりご当地どんぶりにありつけたラッキーな昼食を済ませ、午後の活動開始。みんなだいぶ慣れてきたぞ!
作業現場近くの民家。1階部分ですが、床の辺りが地上から約1メートル。斜めになっている賞状のうえ辺りまで津波が押し寄せた模様なので、地上からは2メートル以上!の位置になります。
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/18/ogimura-fumiki/8a/f5/j/o0640048011262347552.jpg?caw=800)
14:30
休憩。オリエンテーションでも無理せず、こまめに休んで水分補給の指示あり。雨の中じゃけどかなりの重労働。地域の方からお茶の差し入れを頂き、元気回復の参加者一同。
15:30
この日の作業終了。センターより16:00には必ずセンターに戻って着てくれとのこと。何箇所か側溝の蓋が正しくかみ合わず、心残りをするも断念して徒歩で戻る。
16:15
スコップや手押し車を水洗いし返却。その後、汚れたままではバスに乗り込めないので、汚れた合羽を脱ぎ、長靴等の汚れを水洗いなどしバスに乗り込む。みんな始めての作業、それも雨の中だった為、お疲れ気味。
16:35
ここから、途中30分の休憩を含め、花巻の温泉旅館までは、約2時間30分の行程。なが~い。それもこれもボランティアツーリズムの為。ガマン ガマン
![“廿日市 広島から日本を元気に” おぎむらブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/18/ogimura-fumiki/7a/8a/j/o0640050011262363162.jpg?caw=800)
19:05
花巻温泉旅館到着。立派な外観に一同、歓声があがる。泉質が有名な温泉旅館との事で、まずは入浴。お肌スベスベじゃ!
20:00
食事開始。大広間で一同に会し、お茶とお水以外は有料なので希望者はビールや日本酒をそれぞれ注文する。うまいんだな、最初の一杯が。今日の感想をみんなで酒の肴に食事をおいしく頂く。翌朝は6:00出発の為、二次会や部屋飲み等はナシで、22:00頃には床に着く。 zzz~
前半は終了です。
後半に続く。。