「美しい町」をつくるには

 では、道端にごみが落ちているのを見かけたときは、どうでしょうか。

「捨てた人が悪い」と思うのも、もっともではあります。 
ゴミのポイ捨てに対して高額の罰金を科し、

日本よりも厳格に取り締まる国もあります。
それで街がきれいに保たれるのなら、

これも一つの手段でしょう。

または「自治体の責任として、

道端清掃の仕事をしてくれる人を増やせばよい」

と言う意見もあるかもしれません。

しかし街をきれいに保つ方法がそれしかないとし

たら、社会の一員としては少々残念な気もしま

す。一人ひとりに「公共の場所を大切にし、きれ

いに保つ」といった心を育てることこそが、大切

なように思えるのです。

 住みよい社会を築くためには、この社会で暮ら

す私たち一人ひとりが、より良い生き方をしてい

かなければなりません。

社会を構成する一人ひとりの資質を差し置いて、

社会だけがよくなると言う事はないでしょう。

 ですから私たちは、まず個人としての自分自身

のあり方を考えた方がよいのではないでしょう

か。

世の中が悪い、他人が悪いとばかり叫んでいて

も、状況は何も変わらないでしょう。

 人間の根本は心にあります。

そして自分の心を自由に使えるのは、

自分しかいません。

その心のあり方次第で、

私たちは変わることができるのです。