音楽にハマるきっかけは人それぞれ。
最初に買った邦楽のレコードはアグネス・チャン。
洋楽はビートルズ。
なのですが、アグネス・チャンとビートルズは全く違う意識でレコードを購入したと記憶しております。
さてさて、私の父は音楽大学の声楽の先生、母はピアノ教室をやってました。
家には大きなステレオやピアノがドーン!
こういう環境なのでピアノはやっぱり習わされます。
ですが、「巨人の星」に夢中な私の場合、草野球の方に興味あり。
というわけで例の赤い本でピアノは早々と卒業(あ、脱落か)。
ところが!
中学に入るとフォークギターを弾く同級生が2人現れます。
衝撃です。
早速、親にこう言いました。
「勉強するから、ギター買って!」
父が御茶ノ水で買ってきたのはクラシックギター。
そうです。
「アルハンブラの想い出」とか弾くとか思ったに違いありません。
クラシックの家はきっとそんな感じではないかと想像します。
私はギターを見て、「これじゃないよ」。
とは言えず、最初はそれで弾いていました。
そう明星の歌本を広げて。
みんなそうだったでしょうけれど、ラジオにも夢中になりました。
だっていろんな音楽が聴けるのですから。
そこで出会ったのが、ラジオから流れてきたビートルズでした。
ギターを始めたばかりの私でしたが、こういう家庭環境だったのが良かったのか、音感が人一倍。
いろんなコード進行をスナメリ、いやすんなりと理解しておりました。
そんな私が衝撃だったのが、ビートルズのコード進行。
曲は「From me to you」。
これ、keyがCで最初はよくあるCからG、Amといった流れです。
ところが!
BメロでGmに行くわけです。
この感じがめちゃたまらない!
昨今のJ-POPでCからFへいく場合、間にGm、C7とか挟んでいる曲がよくありますが、それってほとんどの場合1小節。
ですが「From me to you」の場合、GmとCで2小節あってFへ行きます。
同じ進行でもそれとはまるで意味合いが違う歌メロのためのコード進行な訳です。
当時、明星の歌本では見当たらなかったので、私は「ウヒー」ってなってしまいました。
「All You Need Is Love」も7拍子だったりしたのも若い私には驚き(関係ないけれど3・3・7拍子は4拍子です)で、ビートルズの曲は色々びっくり。
それがビートルズにハマったきっかけでした。
ヤバイ、音楽って面白すぎる!
つまり、ビートルズが音楽にのめり込むきっかけだったわけです。
あの衝撃から46年ほど経っているのですが、今なお、心からノリノリでPAをやらせてもらえるライブがあります。
直近ではこちら。
2/4(土) 荻窪ルースター
George Harrison's Birthday Live
OPEN 16:00/START 17:00
CHARGE:3500円+オーダー
出演:Cray Beats…前田Teacher和哉(vo.g) 山口大志(vo.g) 浅沼則明(vo.b) 金澤沙織(ds.vo) えり(pf)
いまだに世界中にビートルズカバーバンドが存在しているいるわけですが、このバンドはまじで素晴らしいです。
リーダーの山口大志さんと前田Teacher和哉さんは六本木のアビーロードのレギュラーミュージシャンでもあります。
ビートルズ好きな方、是非是非お待ちしております!