夕陽が目に沁みる | オゲレツ365日

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ウクレレ歌手・ツリーのブログ。

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5月24日(火)

キョーレツな二日酔いが少しおさまってきたので、夕方になって、ノソノソと自転車で散歩に出かけました。近所のお寺です。  

このお寺は映画「羅生門」のモチーフになったお寺です。見たらきっとなるほどと思いますヨ。


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ね?(^_^)羅生門デショ。ホントにキレイだ。

桜の頃もキレイです。一年中、どんな時期もワタシは大好きデス。


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高台の上にあるお寺から沈みゆく夕陽を眺めマシタ。惜別の夕陽。失い、ため息、それは夢…。
去りゆく二日酔いの嵐にさようなら。もっと強靭な肝臓が欲しいのですが…と夕陽に手を合わせてお祈りしました(^_^)

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寂しさが空気のようにまとわりつき、安らぎから遠く離れた毎日。ここではない、どこか遠くへ旅に出たいなぁ(T_T)

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府中の方向へあてどなく自転車を走らせマス。
銭湯に行く心算ではいました。

夕陽に吸い寄せられる。

焚き火の中に突っ込んで焼け死んでしまう蛾みたいなモンだ。人の一生なんて…。

なんて陳腐でやさぐれたコトを考えてイマシタ。まるでみそっかすの子供デスネ。悔い改めよ。


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話は変わりますが、昨夜帰りの電車でRCサクセションの昔のライブ映像を見つけました。
「サマーツアー1982」ってなってましたから、ワタシが初めてRCのライブを観たのと同じツアーでした。

「雨上がりの夜空に」を一曲目に持ってきてブチ上がる、という評判のツアーでした。

期待に胸を膨らませてライブを観に行った坊主頭の中学生のワタシ。
母の化粧品を勝手に使いまくって、ムチャクチャなメイクをほどこしてライブに臨みマシタ。キヨシローに憧れていたんです。

昨夜は色々とRCのYouTubeを観ました。


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チャーと清志郎の対談がまんじりともせずに面白かったデス(^_^)
そのうち酔っ払って寝てしまいました。



本日は朝7時くらいから酒を飲み始めマシタ。

飲むつもりなどなかったのですが、ごはんが炊き上がるまでの時間が待っていられなくて、つい日本酒に手が伸びてしまいマシタ(>_<)。よせばいいのに…。ハッピー&ブルー。


ホント言うとワタシは昼酒(早朝じゃん!)がキライなんです。

酒浸りだった若い頃の荒んだ暮らしを思い出しますし、コワイのです。

無頼の狂気にフタをして押さえつけてるだけなんデス。本質は何も変わっちゃイナイ。そんな不安を払拭することがデキマセン。必ずお酒に依存してしまう。タガが外れて狂人のようにナリタクナイ…。

でも飲み始めてしまった。

YouTubeのチャーとの対談が面白くて、ニコニコしながら観ていたら、わずか20分足らずで5合飲んていた。

「た、立てない!立ち上がれナイ!」

キーキーわめくんじゃねーよ。いいじゃん休みなんだから飲んだって。たまにはゆっくりしやがれ!

独り言が止まらなくナル。飲むのも止まらなくナル。

もう全部飲み干しちゃったヨ。コンビニにお酒を買いに行くヨ。再び飲み始める。ウイ~、気持ちワルイ。YouTubeを観続ける。動画がいつのまにか山口組に変わってる。なんでやねん。しばらくしたらブッ倒れて失神した。


3時間後、目が覚めた。イキナリ二日酔いになっていた。二日じゃない、3時間しか経ってナイ。自業自得とはいえ情けナイ(>_<)



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自部屋の天井を眺める。グルグル回っている。

「ワタシはいったい何をしているんダロウ。なんのために…」

しない方がいい自問自答もあるんです。
何も考えず、寝た方がいい。大阪に帰りたいとか、どうか言わないでクダサイ…。


ウクレレに手を伸ばす。ポロポロつま弾く。天井に向かって小さく歌う。

歌えば、何かが変わる。

精気、のようなモノが徐々に体内に戻ってきた。
あ、ワタシはさっきまで、何かにトリツカレテいたナ。自分の意思とはカンケーなく、死が確実にニジリ寄っていたナ。得体の知れない恐怖。でも今日はもういない。

ジワッと涙が溢れてきた。そして滝のようにこぼれマシタ。歌うのはヤメませんでした。

もっとも琴線に響く音楽が自分で作ったメロディならば、それは自分で自分を救おうとする行為に他ならないと信じています。

自助。その術を知っているのなら、どうか忘れないでいておくれと、自分に懇願します。

大嵐の瞬間、他人が手を差し伸べてくれる幸運は奇跡に近い。その時はひとりなんです。なんとか自分で自分を救わんと、と思うのです。

50前のオッサンがゲーゲー吐きながら歌を歌い、涙で顔面をテカテカにコーティングさせて、ようやく立ち上がりました。

「よっしゃ。次のライブ、がんばろう。客を喜ばせよう」

グイッとアゴを引き、腹に力を入れマシタ。オエッとなって、もう一度だけトイレで吐いた。



夕方、自転車で近所のお寺に行って、ポーッとしてすごし、その後で銭湯に行って帰ってきました。

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