超現実主義 | パスピエ 大胡田なつきオフィシャルブログ「トロイメライ」Powered by Ameba

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国立新美術館
シュルレアリスム展へ行ってまいりました。


まずね、チケットを買うでしょう?

(ここである出来事が)

チケットを買った直後、上品そうなおじさまが
「これ、余っているのでどうぞ」
と、前売り券をくださったの。
前売り券は回収部分が金色なの、きれい。金色って好き


金色、好きだから
あたしの隣のひとにあげたのよ。
好きなものを自分の腕の届く範囲にいる誰かが持っているっていうのは、あたしにとって良い状態


あまりに突然のことだったので驚いてしまってしっかりとお礼ができていなかったと思う。そうよね、きっとそうだから
またお会いできたら、と思っています。


こんな不思議な出会いから始まったんです。
シュルレアリスム展に行ってまいりました。



中学生のときにジョルジョ・デ・キリコの絵を見て、その日一日右目から涙が止まらなかったのを覚えている。
たまにあるのよね、こういう記憶

画集と、カードはいくつか持っているのだけれど生ものは初めてで
それも、たくさん

非常に非常。


そう、でも常なのよね、きっと
そんな感じがする。


すごく、難しいこと
じつは、簡単なこと
実は、というのは良いことばだと思う。漢字にすると良いことば


真実という果実の種子が明日の空を欲しいと願って

現実というやわらかな地に
その実を落としたなら

きみに花を咲かせてあげる


って、あたし歌っているから、聴いてね。



見た、気がした

ぺたー、ってはりついて撫で回したかったな、あれ
舌先で掬って口に含んだりとか噛みたいのとか
またがって殴りたいのとか
あたしという人間は時に肉体的だったりするのです。うんうん内側だよ。



冷房で夜風で肌がどんなに冷えたって内側はー……
いやいや、くるん、てするのはグロテスクになってしまうからね
いろいろ出てしまうし。あとが大変だから。

入ってみればわかるわ、中へ

耳の奥で波の音が聞こえるくらいまで
それがあたしが欲しい音と重なるくらいまで



知っているはず
本当は知っているはず、だから



と思っていたって現実は現実で
ひとまず、耳を澄ましてみたら?




特別秘密じゃないけれど、やっと内緒にしたいことを手に入れたから
ひとつ、手放さないと


あのね、
さびしいのは、あたし