腎臓に発生するがんで腎細胞がんと腎盂・尿管がんに大別されます。
尿を生成する腎細胞の近位尿細管に生じるのが腎細胞がんで腎盂がんは尿を溜める腎杯や腎盂に生じます。
成人で発症する悪性腎腫瘍の殆どが腎細胞がんです。
腎盂・尿管がんについては、腎盂と尿管は上部尿路と呼ばれ、ここに生じるがんは
『腎盂・尿管がん』という1つのグループとして扱われます。
腎盂から尿管、膀胱、尿道の一部へとつながる尿路の内側は尿路上皮と呼ばれる粘膜で構成されており、この細胞から発生するがんを尿路上皮がんといい、腎盂・尿管がんの大半を占めます。
腎盂・尿管がんは、尿路内のいろいろな場所に多発しやすいという特徴があり、腎盂と尿管の両方に生じることもあります。 左右どちらかの腎盂か尿管にがんが生じ、その治療後に反対側の腎盂か尿管にがんが発生することがごく稀にあります。 腎盂・尿管がんでは、予後およそ3~5割程度で膀胱にがんが発生することが知られています。
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