先日、海外で、いわゆる「こっくりさん」(海外では呼び名が異なります)をやっていた数十人の子たちが失神したりして病院に運ばれたりしたそうです。
このこっくりさん、日本でも私の時代のもっと昔からあったようで、いつになっても形を変えてあるものなんですね。おそらく、始まりは、海外で「ウィジャボード」(他)と呼ばれるものが玩具としてありました。
このこっくりさん、驚くことに、「本当に指をおいたのが動いたんだよ!!」と今でもいう方が多くてびっくりするのですが、これにはもちろん科学的な仕組みがあります。
まず、このこっくりさんは基本1人より数名でやることが多いのですが、
例えばやる人が「目隠し」をしてやると「動きません……」もしくは、「文字を順番に意味があるように動くのではなく適当」になります。
しかし、目を開けてやると順番に文字を差したりする。
どういうことか?
つまり、人間は文字を目で見て、そして動かすという意識はしていないのに、実は自分で動かしてしまっているんです。
これを「無意識下の筋肉運動」と言います。
また、数人でやる場合は、お互いが色々考えてやりますので、いわゆる「集団催眠」「集団妄想」が生まれ、ピンボールのように気持ちが跳ね返り、催眠状態に入っていきます。そして、失神する子が出てくるわけです。
種明かしをすればなんてことはないのですが、おそらく「玩具」としてこれからも残っていく、そしてその中で一部の人はそれを本当に「心霊現象」と思い込んでいくのかなと思っています……。
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