前回、このお題で「いじめ」について、そして私の過去のことも書いたのですが、いじめの1番の「元凶」は「そのつもりがない」なんです。
例えば、当人は「舎弟(古い……)と言うか、子分的」に付き合っている「つもり」でも、その付き合わされている子にとっては毎日それが辛くて辛くて仕方ないかもしれません。この感覚というのは人それぞれなのと、「その当時はそれが当たり前だと思ってた」パターンもありますよね。
多くは書きませんが、私も小学校の後半に同じような体験をしていました。
私はご存知(?)セーラームーンの大ファンでして、幼稚園の頃から大好きでした。でも、学校の子全てが好きというわけではもちろんなく、私はどちらかというと「オタク」的に見られていたように思います。そして、運動もそれほど得意ではなかったので、ずっと漫画とかアニメを見て、その中のキャラクターに憧れたりしていました。
でもそういう子っていじめられるんですよね……。
子どもの頃、特に小学生くらいだと運動ができることがカッコいい、人気! みたいな感じがあるんですよね……。なので内気系の子は気持ち悪いって感じになる。
私は学校にセーラームーンのノートや筆箱とか下敷きなどを持っていっていたのですが、休み時間にそれを壊されたり、破かれたり、捨てられたりしました。まあ普通にいじめですよね……。
でもね、その頃から不思議とそれを苦にしないようにと思う大人の部分もありまして、「ああ、この人たちは本当に素敵なもの、面白いものに興味を持てない可哀想な人たちなんだな、いつか大人になったら残念な人生になるだろうな」と、子供なのにどこかクールに思っていました。
私がいじめに対して思うのは、例えば武器に武器で戦ってしまうとキリがなくなるように、相手が武器で攻撃してきたら、じっと奥で脳内で「将来、未来」を考えるんです。で、「ああ、残念な人たち……」と思うようにするんです。
なんだか陰気に見えますが、人間は結果も大事。
みんな美談として、頑張る過程が大事! とか言うのですが、じゃあ例えばオリンピックで4位の方ってほぼ報道もされませんし、後に活躍できることも少ない。美談を語っていても結局は将来の結果なんです。
イジメは表で戦わないこと。それはさらなるイジメを呼ぶことがある。人間には「知恵」がある。
そんなことを今いじめている人、いじめられていると感じている方々に伝えたいです。
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