これは以前にも書いたことなのですが、私が心から思うのは、「日本人は感情で動きすぎ」ということなんです。
大麻の話でなくても、例えば殺人事件があったとします。そして、犯人とされる人物が報道される。
すると、日本人はその人物をとにかく叩きますよね。自分の人生とは関係ない人なのに、その施設や会社に電話をかけたり、ホームページを荒らしたりもする。
で、結果として、その人物が本当の犯人でなかったり、その奥にもっと複雑な事情があるとわかると謝罪もしないでダンマリ。中には手のひら返しで意見を変える人もいます。
どうしてそういうことが起きるのか？
これは簡単で、一時的な感情に対して裏も取らずに判断する人が多いからです。
正直、大麻にも同じことが言えます。
みんな大麻は悪だ！ 薬だ！ と叩いていますよね。
じゃあ、その方々は大麻の何を知っているのでしょうか？
もちろん日本では現時点で違法なのはわかります。が、叩くのだったらその対象をもっと勉強してからにしませんか？
今当たり前のように皆様が飲んでいるお酒。これを大麻に例えますと、お酒がまだ違法だったとすると、日本でお酒が合法になる！ というニュースがあったらおそらくは、「酒なんて危険だ！」「飲んで暴れる奴がいる！」と合法になるのに反対意見がたくさん出るでしょう。
でもどうですか？ お酒で暴れる人は毎日いますし、お酒で問題を起こす人は数え切れないほどいますが、現時点で大麻で暴れて問題を起こしたケースは世界的にも稀ですよ？
しかも依存性はお酒やタバコよりはるかに下です。
もちろん比べるものじゃないのは理解しています。
が、もっと大麻の勉強をしてから叩く、論議するべきじゃないですか？
それもしないでイメージで叩くのって、見てもいない映画をつまらないと言う人と同じ。
なんの説得力もないんです。そして危険ですよ、逆に。
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