まずはこの無知なおじさんたちが作った条例の一部を。
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この条例は、オンラインゲームやスマートフォンなどの依存症から子どもを守る目的で、全国で初めて制定された。保護者に対して、子どものゲームの利用を1日あたり60分までにするなどの努力義務を課している。
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これからお話することはあくまでも私の考えなので誤解のないようにお願いしたいのですが、私は基本的に子供がゲームをやりすぎるとどうなるなんてないと思っているんです。というより、そんなの全て自業自得で、好きなものって恋愛と同じで、ダメって言うと逆に盛り上がって、そこに価値があるように思ってしまうもの。
人間ってね、飽きるんですよ。例えば、これは昔、タレントの関根勤さんが何かでお話していたことなのですが、ケンタッキーのチキンにめちゃくちゃハマっている時期があって(中学生の時だったかな?)毎日のように食べていたのだそうです。夏休みも毎日のように。で、その日も同じようにチキンを買って食べようとしたら、「オエ……」あれ? なんか食べたくないかも……ってなった。そして、これはもちろん笑の要素も入れていると思いますが、関根さんは「ああ、俺はもう一生分のケンタッキーを食ったな」と思ってもうやめたのだとか。
もちろん食べ物とゲームは違いますし、ゲームは常に新しいものや更新がされていくものではありますが、この「飽きる」という感覚、わかるんですよね。
細かい話ですと、RPGをやっていて、目的はラスボスを倒すことだったのに、ラスボスに近づいてきたらなんだか急にテンションが下がってしまうみたいな。
つまり、もうこれだけやったからもういいかな……というくらいまでやらせればいい。
が、大事なことは、課金に関してはさせないこと。させるなら自分で稼いだもので払わせる。子供だったら無理でしょうけれど、お年玉だったり、毎月のお小遣いの範囲で払わせる。そしてもっと欲しければ、その分のお手伝いをさせる。
つまり、ゲームをプレイできているのに対して「それが当たり前」だと思わせないこと。
親が働いて買ってあげて、そして細かいですが、電気代だって、テレビだって、親が一生懸命に働いて維持しているものだということを教える。
そうすればゲームがただの遊びじゃなくて、意味のあるもの、もしくは意味がないのか……という考えが生まれてくる。
時間で区切るというのは、ゲームとかスマホに無知なおじさんの考えなんです。
そういう条例を作ったおじさんたち。これを大好きなお酒に置き換えてみてください。
時間制限で毎日家で、居酒屋での晩酌って嫌ですよね。奥さんにストップウオッチで測られて飲むなんて。
自分で働いて買ったお酒、おつまみ。だからこそだらだら飲みたいわけです。
ゲームにおいて、子供にとっても同じなんです。
時間で区切るなんてなんの意味もありません。むしろ子供はもっと依存しますよ。
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