私は世代ではない部分もありますが、10代の誘拐（というか家が嫌になってだれか大人のところへ行く）のは、尾崎豊さんが盗んだバイクで走り出したように、買ってもらったスマホで走り出す、のと同じだと思っています。
ネットでいろいろな世界のことや人の存在を知ると、当然ですがそれに興味を持ちますよね。
大人だって同じで、旅行雑誌やサイトを見て旅に出よう！ とか紅葉はここが今なんだ！ と参考にして外に出ていくわけです。それが好奇心旺盛な10代となればなおさら。
私たちもそうでしたよね、テレビや雑誌でファッションも文化も影響を受けて、親の目を盗んでちょっと悪いことをしてみたくなったり。きっとそれは誰にでもある。
けれど、ネットはその情報があまりにも膨大すぎて今の10代の持っているアイデンティティの分母を分子が超えてしまっている。
そこへロリコン、ショタコンの人間が隙を見つけて群がってくる。
で、それの善悪もわからないし、単純にお金が欲しいから寄っていく。
ついでに家、学校というものをつまらないと理解してしまっているので容易に動いてしまう。
それはきっと昔でいうと社会や現状から逃げるための若者の「バイク」という象徴が、今は同じ3文字の「スマホ」に変わっただけ。
でも驚くことに、10代の子がそのどちらかで走り出しても実は何も問題ないんですよね。
需要と供給ですので。
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