最近は過去に殺人事件等があったという「事故物件」「最恐物件」のようなものが度々話題になりますよね。
それを売りにしている芸人さんもいるのだとか……?
が、ハッキリ言います。そんなものはありません。

もちろん、過去にそのマンションやアパートで殺人事件や自殺などの事件があったことは普通にあるでしょう。
でも、それによってその後、幽霊が出たりとかなんて絶対にありません。

これはネス湖のネッシーと同じで、そこに「いるよ」というニュースが人の想像力を掻き立て、そして「見るように」なってしまいます。

表現は悪いかもしれませんが、例えば日本では過去に戦争があって、東京大空襲では多くの人が亡くなりました。事故物件が存在するとしたらとんでもない数の幽霊が現れていることになります。
こういう事故物件とかの発言をする人は、「想像力」を膨らませています。

そして、入居する時点で「ここは事故物件だ」という前提で入居するので、どこにでもある「小さいピシッ」という音も後付けで「今のは幽霊だ!」と後ろ向きというか前向きに勝手に解釈するわけです。

例えば、普通に星空を見ていて、ヒュッと流れるものをみると、まあ普通は飛行機か流れ星だと思いますが、UFOを見る会として同じく夜空を見ると、それが流れ星でも飛行機であっても「今のはUFOだ!」と思い込む。思い込みたい。

世の中は物理の法則でできています。自然に水道が出るのはパッキンとかの劣化であり、電気が勝手に切れるのはブレーカーや雷などの影響以外絶対にありません。

が、未だにアメリカでの月面着陸を信じていない人が一定数いるように、「逆張り」したい人がいる。
それが幽霊事故物件の正体です。

 

 

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