先日、試験会場で何度注意されたにもかかわらずマスクを外して試験を受けようとし、試験管に何度も注意されても繰り返し、挙げ句の果てにはトイレに閉じこもって警備員が……というニュースがありました。
そして、このように「バズり要素」、試験、マスク、コロナ、学生というワードが強いので各メディアはこぞって報道しました。そして、イメージ写真に有料で借りてこれる女子生徒(高校生くらい)の写真を使ったりしていたのです。更に、これに対して「ひどい!」と逆に試験官側を叩いていた人も多数……。
が、蓋を開けてみると、この若いと思われていた人物は、40過ぎのおじさん受験生だったのです。
あのイメージ写真たちはなんだったのでしょうか?
ここなんです。
思い込みの怖さ、危なさ。というのは。
例えば、「高校生が同じクラスの高校生を集団で暴行」というニュースを見ると、誰もが同じくらいの歳の犯人の仕業だと「思い込み」ます。が、極端ですが、60歳でも高校生の可能性があるわけです。
人間って自分で思っているよりも周囲に影響され、それが「当たり前」だと思い込んで生きています。
頭の体操というベストセラー本がありますが、その中にこんなクイズがありました。
コインを投げ込むと願いが叶うという幸せの泉に、20歳の女性が後ろを向いてコインを投げ込みました。
すると、コインは沈んだり潜ったりを繰り返すのです……。どうしてなのでしょうか?
これもミスリードを利用したものでして、答えとしては、
沈んだり、と、潜ったり、は同じです。
ですので別に不思議でもなんでもないんです。
こういう「思い込み」を個人でするだけなら良いのですが、思い込んでSNSなどにドヤ顔で書いてしまうと本当に恥ずかしい、そして迷惑がかかります。
メディアも情けないなと思いました。
執筆活動情報
小川満鈴への講演・執筆・出演等のお問い合わせはこちらにお願いいたします。
https://my.formman.com/form/pc/AWgLzadK0EQ8XKcF/
おがわんセーラームーングッズコレクションサイト(随時更新中)