芸人、キングコングの西野さんが原作を担当した「えんとつ町の〜」が映画になって公開されました。
まだ私は拝見していませんが、色々な意見で割れているようです。
これ、意見が割れるのはエンタメ作品では当たり前ではあるのですが、その割れ方の意味がちょっと違うんですよね。
それは、この映画が「面白いか」「面白くないか」ではなく、
西野さんのやっていることが宗教に近いかそうではないか? というとても不思議な割れ方。
ビックリすることに、レビューを見ても映画の中のキャラクターやストーリーについてはあまり書かれていない。
これはなかなかに不思議。
普通、アニメ作品(でなくても)が公開されると、その監督や原作者の話ではなく、内容についてレビューされることがほとんど。でもプペルにはそれがほぼない。
例えば、ジブリさんのアニメでさえ、天才監督、宮崎駿さんが制作したとしても、公開後のレビューに宮崎さんすごい! というコメントは少量なんですよね。
と、これには何かある? と思って色々と西野さんの手法を調べてみると、なるほど、これは悪い意味ではなく、色々な人をつなげて、集めて、集団を形成して映画を作っている。
確かにこれはいわゆる「宗教」の構図と似ているともいえます。
が、私は芸能人のファンって少なからず全て宗教的な構図に当てはまると思っているんです。
教祖であるアイドル(じゃなくても)がいて、それを応援する人たちがいる。そして、ファン同士の集団心理が働きつつも、自分が一番の側近になりたいというメンタルを商売に変えていく、人間心理を利用した方法がどんな芸能人にもあって、逆にいえばそれを上手くやるのが芸能人。
これは決して悪い意味でいうのではなく、ファン=信者 信者=ファン
それをSEOを駆使して男女間(人間)の出会いを計算し、寂しさを打ち消し合うようにも計算しているのが西野さん。
すごいことだと思います。
本当に決して悪い意味でなくそう思っています。
えんとつから出る煙は最後はどこへ向かうのでしょうか?
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