どういう紐付けなのかはわかりませんが、コロナで追い風と、コロナをワードにして無理やり電動キックボードを売り込もう的な打算が見えてしまう記事がありました。

現在、電動のこの手のものは「原動機付自転車」いわゆる「原チャリ」と同じような区分になっていまして、走行できるのは私有地や限られた場所のみとなっています。つまり普通の公道で走るには、原付免許はもちろん、ナンバーの取得、取り付け、そして各種方向指示器等の整備を整えなければいけなくなっています。

確かに、原付の交通法というのは古臭いものがあり、いまだに「二段階右折」なんて言っているのには警察の取り締まりの点稼ぎになるからなのでしょうね、ホイホイ引っかかりますので。
でもね、この電動キックボードはちょっと今の日本の道路事情に当てはめるのは危険かなと思います。

どんな車でも「道路があってこそ」存在するもので、極論を言えば、道路がなければ車も存在しませんし、存在の意味がありません。
そして、その道路にも色々なものがあり、小さな段差や砂利だったりで事故が起きるものもあります。例えば、F1カーだって、もちろんオンロードの舗装されたサーキットや道路なら無敵のスピードですが、オフロードだったら数メートルも進めないでクラッシュするでしょう。
また、最近は任天堂と訴訟になっている、例のカートでさえ「危ない」とされていますので、それよりもこの電動キックボードは危険であり、渋滞の原因にもなるでしょう。

そもそもですが、この電動キックボードの航続距離はバッテリーの大きさにもよるかと思いますが、せいぜい10数キロ。
歩けよ。と思う。
なんでもすぐに楽しようとするから肥満が増える。

これ、中国の企業とか日本のベンチャーとかが政治家に訴えかけて商売しようとしているんだろうな。。感。
いらないです。少なくとも道路をしっかり作ってからですよね。

 

 

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