漫才師、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが、渡米し、スタンダップコメディに挑戦するのだそうです。
これ、まずはまだ日本でスタンダップコメディというものが認知されていないのもあるのですが、未だに大手メディアでも、スタンダップをスタンドアップと書いていることが多いのですが、正確にはスタンダップ。
エンタテイメントでなく、エンタテインメント。シュミレーションでなく、シミュレーション。
と脱線してしまいましたが、日本にはスタンダップコメディ協会というものがありまして、ぜんじろうさん、清水宏さん等が加入し、イベント等を行なっています。
スタンダップコメディというのは、マイク一本で舞台に立ち、政治だったり、タレントのゴシップだったりを自分色に変えてまくし立てる表現方法です。
今は映画スターのエディ・マーフィさんも実はこのスタンダップコメディがきっかけで表に出てきました。
村本さんの海外進出についてヤフコメ等を見ていますと、日本でも笑わすことができないのに!w と中傷している人が多いですが、これは全くのズレた意見。むしろ、海外のスタンダップコメディではとてつもない力を発揮する可能性があります。
実は私、村本さんの独演会にも何度か足を運んでいたりするのです……。
日本では政治や世論を斬る漫才的なものはあまり表に出せません。
どうしてかと言いますと、テレビにはスポンサーが存在し、政治にも関わっていることが多いからそのようなネタはできないんです。
が、アメリカのステージでは(テレビでも)ガンガン、コメディアンはいじり倒します。相手が大統領だろうと関係なし!
この感覚は閉鎖的な日本ではおそらく受け入れられない。
日本人ってコメディアンとか芸人にも「いい人風」を求めますからね……。つまらない話です。
コメディアンなんて毒舌で、誰かの代弁者になってくれればいいんです。
言葉は武器ですから。そしてそれを感じ取る側が考えればいい。
私は村本さん、応援しています。
生ぬるい日本のスポンサーとかプロデューサーの顔色を伺いながら芸をしているタレントをぶった切ってほしいです。