お笑い芸人の「金属バット」というコンビさんが、ネタの中で黒人やエイズをネタにして問題視されています。
個人的な意見ですが、もともとを辿ればお笑い、芸人というのは、フリークと呼ばれるような身体的に障害を持つ人が自らそれを武器にして披露して食べていくためのものでもありました。
また、笑いの奥には基本的には「誰かを嘲笑する」が含まれています。

吉本新喜劇でも「背が低い」「顔がでかい」「声が面白い」「ハゲ」をいじって笑いに変えていますよね。これも突き詰めれば「差別」です。

が、この金属バットさんの場合決定的に違うのは「それを言われた本人に了解を得ていないし、いい気持ちがしない」ということ。

新喜劇の背が小さいとかは、本人達も喜んで楽しんでやっている。ここなんですよね。
ましてや「エイズ」なんていうのは世界で散々情報があって、苦しんでいる人がいるのも勉強すれば理解できそうなものなのですが……。人種差別だってもちろんそうです。

そして! この金属バットさんが一番カッコ悪いのは、「俺たちってとがっているぜ!」的なネタをやって、炎上させても結局は吉本興業に飼われているだけというカッコ悪さ。
自由に好きなネタを、叩かれても、どう評価されてもいいならば、フリーで勝負すればいいんです。
結局は会社に守ってもらうという保険がすごいカッコ悪い……。

で、こんなネタをコンプライアンス(管理)できずにいる吉本も情けない……。
目先の金儲けだけを考えているからこういうことが起きるんですよね。

金属バットというか、100均のバットがフリマで10円で売られているような感覚だ。

 

 

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