見るからに「だろうね」な感じの両親が捕まりましたが、この母親はSNS等で子供をかわいいかわいいと言っていたそうです。
これ、一件当たり前で素敵に聞こえますが、こいつの場合はその「かわいい」の質が違ったのですね。
つまり、自分の子どもをキャラクターのぬいぐるみや、自分が身につける洋服のように考えていたのでしょう。
まるで、嫌がっているペットに服を着せたり、脱色したりしてかわいいと言っているバカ飼い主のように。
こういう人間の性格を形成してしまう背景には、「嘘の人生」があります。
自分を本当の自分以上に着飾って、人の評価を待っているタイプ。
大抵が幼年期の「愛情不足」がこのような人間を作り出すので、一概には完全に加害者とは言えず、かわいそうだと思う側面もありますが、やはり、探せばいくらでも仕事があるのに、仕事がない仕事がないと引きこもっている人と同等の気持ち悪さを感じてしまいます。
私の友人にもいるのですが、写真を送ってきたと思ったら、題名に「かわいい猫ちゃんと会った!」と書いてあって、写真が貼ってあるのですが、「自分も写っている」。
かわいい猫を見つけたんでしょ? だったら自分が入る必要ある? しかも猫よりも大きく自分が写っているからね……。
結局、こういう人達って、自分に自信がないから、可愛い!って言っている自分って可愛い!でしょ? という奥底が存在しているんですよね。
このタイプはまあ仕事でも恋愛でも上手くいきません。これは絶対。
つまりは、他人任せってことですからね。
皆さまの周りにもいませんか? このタイプ。
執筆活動情報
小川満鈴への講演・執筆・出演等のお問い合わせはこちらにお願いいたします。