脱走中だった小林誠容疑者が5日間の逃亡の末、無事逮捕されたわけですが、このブログで予想していたように、やっぱりバカ仲間に匿ってもらっていました。まあバカのやることは実にわかりやすいわけです。
と、それはそれとしまして、今回、警察が逃してしまい、そしてその後手後手になってしまったことを叩く人が多くいます。

松本人志さんもそのことを言っていました。


確かに、こういうことは「0」なのが望ましいのは間違いありません。

ですが、世の中に「100パーセント」は絶対にありません。
今回のことで警察を叩いている方は、では逆に普段どれだけの護送があって、しっかりと管理しているかを知っているのでしょうか? 

 

例えば、どんなに有名なお菓子の製造工場でも、毎日何百万個という商品を作っていると必ず一定数「不良品」が作られます。そして、それが市場に出されても数億の中に必ず一定数、不良品が含まれてしまうんです。そして、その不良品が市場に出てから発見されると、大騒ぎになってしまう。

でも冷静に考えれば、数億の中の一つなんです。それが目立ってしまうだけ。

その分子と分母の比率も知らないで、警察の失態! と言われても、その比率によって本当に大きなことなのかは変わってくる。
あの学校は悪い学校だよ、とか言われても、実は数人の不良がいるだけだったりするのと同じ。
もちろん、こういう世論が警察を成長させるという要因になるとも思いますが、その部分だけを切り取って、叩きまくるのはなんか違うかなと感じました。


誰だって切り取られたら悪い部分はありますよ……。

きっとこのブログを読んでいただいている多くの皆様も、「自分のそこだけを言われてもな……」という部分があるはずです。
そんな怖さを覚えた事件でもありました。

 

 

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