川崎の事件があってから、「引きこもり」というキーワードがまた世間に大きく取り上げられるようになりました。

川崎の容疑者はスマホやPCは持っていなかったようですが、引きこもりと言われる方々のほとんどはネットに依存しているとも言われています。

でも私、この気持ちがちょっとわかるんですよね……。

だってね、人間というのは「必要があるから外に出る」生き物だからなんです。

古く歴史を考えてみても、食料を狩りに行く必要があるから男が(主に)出て行って、女性は穴蔵でそれを待っていた。
が、今の時代はネットや電話一つで家に食べ物が運ばれてきますし、ネットで情報は手に入ります。
そう考えると外に出る「必要性」が全く見当たらなくなってしまう。
だって、仕事でさえ、ちょっとした打ち合わせだってネットで複数同時にでもできてしまうし、書類だってデータだって送れてしまう……。

なので「気がつけば引きこもり」だったわ! というパターンは実は多いと思う。

とはいえ、引きこもり、という言葉には「仕事もろくにしていない」という要素もあるのでそれとはまたちょっと違うかもしれませんが……。

それを踏まえて思うのですが、別に「引きこもって生活できているならそれでどうぞ」って感じる。
それは人の勝手だし、自分の選んだ生き方の自由だからね。

しかし、一つだけ思うのは、それだけネットやアニメ、ゲームをやって、その手の知識を持っているのにそれを生かさないのならそれは「知識」とは言えない。知識というのは何かに生かした時点で「知識」になるから。


勿体ないと思ったら、それは部屋の中からでも生かすようにすると、いつの間にか「引きこもり」と呼ばれなくなっているかもしれませんよ。

 

 

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