有村藍里×整形×報道×危険性×美談でもなんでもない

人は人に影響されて生きています。

それは宗教でも会社の規律でも友達関係でもなんらかの影響を受けて自分の行動にそれを反映させています。

そして、その影響力＝メディア　です。

例えば、ガンにはこれが効く！　というその方法がマイノリティーなもので間違っているとします。しかし、それをもしNHK等の情報番組が紹介すればその情報に影響されて信じる人が生まれるわけです。

それと同じく、人間は人情とか涙とか苦労話が大好きです。関係ないのに同情してしまいます。

もちろんそれが人間の優しさの部分ですが、その優しさが仇となって騙されたりすることも多々あるんです。

この有村さんの整形の話ですが、整形をするまでの自分のコンプレックスや葛藤というのは一見「美談」に見えますし聞こえますし、それに同情する人もいるでしょう。

でも待ってください。別に芸能界ってそこまでしてすがりつくものじゃないんですよ。

逆に、見た目以外に才能がないから整形するんです。

そしてこういう風に整形が美談になってしまうと、私も！　と同調する若い子が生まれるのってすごい危険です。韓国じゃないんですから……。恥ずかしい。

整形を完全否定するわけではありませんが、整形というのは「見た目」にこだわっているからこそするものです。

となると、キリがなくなってくるんです。

そして、気がつくと精神が病んでいて、見た目は化け物になっている。

でもそれは自分では良いと「思い込んで」しまっている。

そして、それを否定されると、じゃあ今度こそ！　ってまた繰り返す。

これは確実に心の病気です。

外見じゃなくてまずは精神を治す必要があるんです。

でも周囲は正直それほどその人の人生に関係ないので、可愛い〜！　くらいで、すぐに忘れます。

若い女子に好きな芸人は？　と聞くと、流行りの人を挙げるのと同じです。すぐに飽きます。

そして置いていかれた本人はまた構ってほしいから整形をして心の隙間を埋めようとするんです。無限ループ。

芸能界で生き残りたかったら、まずは芸能界なんて幻で、別に明確な定義なんてないと思うことです。

で、一つだけでもいいから人に負けない「芸」を身につけることです。

外見なんて実は一番薄い芸だと気がついてほしいですね。