お騒がせな坂口杏里さんが芸能界に復帰というニュースがありました。
まず、何をもって芸能界を芸能界と呼ぶのかの定義になってくると思いますが、坂口さんはアダルトビデオに出演しておられましたので、この時点で坂口さんを芸能界復帰、とメディアが書くのでしたら、アダルトビデオ業界は「芸能界ではない」ということになります。
坂口さんがどうこうでなく、これはおかしいですよね?
メディアは自分たちでAV女優を普通のテレビに「セクシー女優」とかいう気持ち悪い名前をつけて、彼女たちもタレントです、と、裏でプロデューサーとかが枕接待を受けて上げてきたわけです。
とすると、完全にこの坂口さんの件は矛盾していることになります。
おそらく今の日本において、芸能界の境界線を明確に提示できる人はいませんし、明確な境界線なんて存在しません。
SNSなどで数日で素人の女子高生が有名になってチヤホヤされて、メディアが食いついて、そして結局は後悔して三ヶ月で消えていく時代ですから。
しかし、アダルトビデオには割と明確な線引きがあります。
99パーセント、事務所と契約をしている女性しか出ることはできませんので、この業界に関しては「事務所に所属してる=プロ」と言えるでしょう。
ということは芸能界? でも芸能界に復帰したいとAV女優が言うのはやっぱり不思議。
私は人権とかそういう問題ではなく、AV女優はやっぱり地上波のテレビには出るべきじゃないと思っています。
セクシー女優なんていう防御線を張ってはいますが、ある意味で体を売っていることには変わりない。表に出てくる人たちじゃないと思う。
これは差別でもなんでもなく、区別です。
そう考えると、坂口さんも99パーセント、AV、風俗以外での復帰は難しいでしょう。(ごく一般的な仕事はできると思いますが、メンタル的に自己顕示欲が邪魔するかな…)
が、日本のメディア、国民は「キワモノ」が大好きで、人が落ちていくのが大好きです。
そういった「枠」で2年に1度程度メディアに出てきそうな予感です。
STARTT(スタート!)