せやろがいおじさんという芸人さんが、とにかく大声で叫んでいる動画を見たことはございますでしょうか?
あくまでも私の感覚なのですが、苦手なんですよね、あの感じ。

まず、人間というのは「優しく」できています。

この場合どういうことかと言いますと、大声で叫んでいる人のことを好意的に思ってしまう、一生懸命に思ってしまうんです。

これは政治家の選挙活動の演説と似ています。

もしくは、世界の中心で愛を叫ぶのも同じ? 

つまり、よく聞くとどうでもいいことでも、普通のあるあるで実は大したことを言っていなくても叫んでいるとなんだか正論に聞こえてしまうんですね。

本当に深みがあるものというのは簡単にはわからないものです。

でも、受け取る側が足りない人だとそれが正論だと思ってしまう。

この構造というのは上司や先輩に恫喝されても、そのまま受け入れてしまうのと同じ。

心理では怖いのに、それを考えないようにするからが、受け入れてしまおう。に変化するんです。

でもね、このなんとかおじさんの言っていること、文章に書き換えて冷静に読んでみてください。

するとわかるのですが、2ちゃんとかで正論だと思っているけれど、実はすげえ普通の意見を上から書いているだけの人と大差ないんです。(おそらくそういうところからネタを引っ張ってきていると思いますが)

もちろん好きな人は好きでいいと思う。

けれど、往々にして分かりやすいものって「薄っぺらい」。

ジワジワと時間をかけて生成されていく洞窟内の鍾乳石のように、それまでの人生が滲み出ている人が言うからこそ意味がある。松本人志さんなんてその良い例だと思います。

そして、このおじさんがカッコ悪いと思うのが、雑誌のインタビューとかネットのインタビューに「普通に」答えてしまっていると言うこと。そして、「誰も傷つけないネタを」などと言っていること。

矛盾があるんですよ。

自分はもしかしたら誰かを傷つけるかもしれないけれど、必要悪は必ず存在する! だから俺は叫び続ける! そんなインタビューなんて受けない! 

だったら良かったのに。

見えちゃったんですよね、先と薄さが。

 

 

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