先日、ある機関が調べた統計として、最近、盗撮で逮捕される人間のほとんどが高学歴で大学院等を卒業している場合が多いと掲載されていました。
そして、年齢的には30〜40代が60パーセントくらいを占めるのだそうです。
感想といいますか、感覚といいますか、私統計学になってしまうのですが、この裏側の心理がわかるような気がするんです。
それは、今の30代後半から40代の方々というのは、いわゆる「詰め込み教育」で、高学歴でいい大学、いい会社という世論の中で育ちました。
なので、小学校から塾に通って、中学でも高校でも勉強一筋! って感じで生きてきたわけです。
すると何を失うか?
答えは簡単で「一般的な経験」なんです。
勉強勉強だったので、おそらくは不良とも呼ばれなかったでしょうし、いい子ちゃんに見えてきた、演じてきたと思うんです。
でも、人間というのは表裏一体です。良いやつの裏には同じ大きさの悪が絶対に隠れています。それに自分で気がついているかは別として。
それが一旦社会に出て、自分の人生が日本の社会と会社に「利用されてきただけ」と気がつき始めます。
が、年齢は戻れませんし、帰ることもできません。
すると、その歪みのようなものがジワジワと自分の中に生まれてくる。
今まで真面目ちゃんでやってきた。でも、ちょっと悪い冒険もしてみたい。
普通にお嫁さんも子どももいる。でも、だからこそ、これだけで終わりたくない。そんな歪みが「盗撮」等という形になって現れます。
逆に、ある程度遊んできて、適当に過ごしてきた人は遊びを知っていますので、盗撮なんてしません。正面から遊びを楽しみます。コソコソしないんです。
が、ここで高学歴盗撮の方よりも問題がある場合のパターンを紹介します。
もちろん高学歴、低学歴には個人的価値観もあり、職業も自由で誰に非難されるものではありませんが、ある意味で盗撮以上のわいせつ事件を起こす人は大抵、低学歴。
言い方を変えれば、高学歴の人は「そこまでは踏み込めない、踏み込んじゃダメ」という、ちょっとはみ出してしまっているけれど、境界線をセンター試験のボーダーラインのように把握しているのかもしれません。
?? 両方ダメですけどね。
STARTT(スタート!)