少し前に、ホリエモンさんが新幹線で座席を倒すのにいちいち許可をとるのはおかしいといった内容の投稿をして賛否ありましたが、これについて感じた事を書いてみます。
新幹線や飛行機の座席はたしかに「倒す事を前提」に用意されています。
また、倒すときに一言などのルールも記されていませんので基本的には私も無言で倒してもいいと思っています。
が、どんなものにもそれを使うのは同じ人、同じ感性、年齢、性別、国籍の人ではないというのが大きい。
私は親族も都会なので田舎の感覚はそのまま理解できないかもしれませんが、新幹線に乗っているのは都会の感性に慣れていない方々も多く、日本人特有の、挨拶とか礼儀みたいのが当たり前に染み付いている方々なのです。
そんな中、都会のド中心にいるホリエモン的な方が何も挨拶もなしに、ガガッと座席を急に倒したらそりゃあ揉め事になる可能性も出てくるわけです。
これはなにも新幹線の座席だけに限ったことではなく、食堂の4人席に誰かが一人座っていて、相席を求める際にいきなり一言もなく正面に座ったら、もし他の3席が空いているとしてもやっぱりいい気分はしないですよね。
このマナーの問題は「価値観の相違」によって生まれます。
そして、人間の価値観はどんなものでも絶対に一通りではありません。
それを埋めるのが人間の気遣い、優しさだと思うんです。
が、確かに新幹線や飛行機の席を倒すマナーについては曖昧であり、明確な手段がないのもまた事実。
おそらくこの問題は倒すシートが世の中に存在し続ける限りなくならないでしょう。
なので、もう思いきって全ての席が人間工学に基づいて計算し、最初からある程度倒れていてその状態からは一切動かないというのでどうだろう?
それならば問答無用物理的にこの揉め事が起きないのです。笑?
と半分は冗談で書いてみましたが、どんなことにも角度によって別の姿と問題があり、人はそれぞれというのは間違いありません。
ホリエモンさんは自分がある意味王様、ルールブックになりたい人。
そしてそれは非難しているわけではなく、それがビジネスにつながるから発言しているんです。
ですので、普通の私達のような日本人はフワッとその場の空気を読んで生きていくのが一番なのかもしれませんね。
笑うメディアクレイジー