握手会やライブにドタキャン等が相次いでいるアイドル業界。
どうして国民的であり、超一流である「はず」のアイドル運営にこのようなことが起きているのでしょうか?
答えは実は簡単で、「本人達への魔法が解けつつある」からです。
まず、アイドルというのは最初は一般の女の子たちだったわけです。
基本的に女の子たちというのは「流行り物」に憧れます。
テレビ番組であったり、ファッションであったり、スマホアプリであったり。
ですので、巨大グループにまだあまり良し悪しの判断が付かない女の子は憧れるわけです。
するとここから運営会社は彼女たちに魔法をかけ始めます。
ギャラは少なくても、有名な〇〇が目の前にいる! 一緒にアイドルをするんだ、私は! と魔法をかけるわけです。
憧れていたわけですので、彼女たちはしばらくその興奮から冷めず、魔法にかかっていきます。
さらに、同じ年や同時期に入った子達同士で運営は「ライバル視」させますので、そのパラドックスの中で動くようになります。
冷静に考えてみれば、人生、ほかにいくらでもステキな世界があるのにもかかわらず、その魔法にかかっているのでそれを想像できません。
しかし、その魔法も万能ではありません。
同じグループの〇〇さんが、目指す先輩だったのに男性とスキャンダルで雑誌に載った、〇〇さんがズル休みしているのを知ってしまった、ファンに気持ち悪い人がいるのを知ってしまった(特にこれは大きいです、年頃の女の子はこういうのに敏感に反応します)。
と、最初は憧れでやっていて、学校でも優越感を味わえていたものの、次第に普通の学校の友達の未来や生活が羨ましく見えてきます。
で、学業専念の為、脱退等となるのです。
もしくは彼氏を作る(本能には抗えない)。
大人が作った魔法は所詮はビジネスのためのもの。
女性の本能という魔法には勝てません。
今後、ますます体調不良や学業専念等という理由でアイドルはやめていくでしょう。
そして、5年もすればアイドルブームは終焉を迎えます。
人間の作ったものは必ずなくなる。そういうものです。
なんだかんだで、普通に敵うものはありません。
笑うメディアクレイジー