最近は一般の方でも「視聴率」を目にして気にするようになりました。

が、じゃあどうすれば? という部分について語る人はあまりいません。

大体が「爆死ざまあ」とか「フジテレビ終了」「オワコン」とか書いているだけです。

では実際問題どうしてテレビから人が離れているのでしょうか?

これ、非常に難しいようで実は簡単なのですが、テレビというのはスポンサーがいなければ成立しません。

スポンサーが降りてしまえばテレビ番組は継続できないわけです(最近はネット配信に売ったり、DVDで収益を計算するようにもなっています)。

そうするとスポンサー様のことを考えて「クレームなるべく少ないもの」を作ろうとします。

クレームがあるとスポンサーとの問題になって出資元がいなくなってしまう可能性があるからです。

これは言い換えればテレビ局はスポンサーに「媚びる」必要があるということになります。

クレームの少ないものを作る、というリスクはもちろん「斬新な企画はできない」という矛盾というかパラドックスに行き着きます。

それをトータルでみるとテレビってネットよりつまらないとなってしまうんですよね。

これはきっと永遠に続く問題。

そしてもう一つ、特にフジテレビさんのダメなのは「企画でなくキャストに頼る」という、一見安定しているようで実はあまり効果のないことを未だにやっているということです。

例えば、TBSの人気番組(になった)の「水曜のダウンタウン」は正直ダウンタウンさんが出ていなくても成立はしてしまう。

それは企画に力があるからです。

企画に力があれば正直出演者はさほど問題ではありません。

水曜のダウンタウンは、海外の番組「怪しい伝説」のパロディーであるし、意識して作っているのは間違いありません。

パクリといえばパクリですが、この和風の和アレンジが非常に上手くできています。

タレントの名前で視聴率を稼ぐ時代はもう終わっています。

それにフジテレビさん(だけでなく)が気がつくか? というのがこれからのテレビの生き残る鍵のような気がします。

 
 
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