この時期になると街には初々しい社会人と新しい制服に身を包んだ学生さんであふれて、なんだかこっちまで明るく楽しい気持ちになりますね。
でもね、ちょっとこれは大丈夫？ ということがあるんです。
それは、特にフェイスブックなのですが、
その学生さん（特に女子中学生とか女子高校生、小学生）の親だったり、その子たちが孫であったりする立場の人が写真をアップしているということです。
今の時代、これだけ未成年の女の子が誘拐や性的な犯罪に巻き込まれているという事実があって、
個人情報をみんな必死に守ろうという時代にもかかわらず、その保護者である立場の人が自ら守るべき娘や孫の写真をアップしてしまっている…。
と、たまにですが学校の校門の学校名にぼかしを入れたりしているのですが、正直そんなものは何の役にも立ちません。
制服でも一発ですし、今の時代他の方法でもその気になれば特定なんて簡単です。
と書くと、そんなやついない、と思われる方もいるかもしれませんがそれは違います。
例えば、私はその昔ですが、アイドル的な活動をしていました。
するとそういったファン（正確にはそういった方をファンと呼ぶかは別として）の中には、なんとかして家とかを特定してやろう！ という人がでてくるんです。
これは絶対にいる。
そして、次第にストーカーのようになっていく。
それはアイドルだからではなく、今の時代はそういった素人の女性に興味を持つ人も非常に多いんです。
だって考えてみてください。
まず学校が特定されるとします。
するとその子は毎日その学校にほぼ確実に通うわけですよね、すると待ち伏せなんて簡単にできてしまうわけです。
そこから事件に発展するのも確率的に結構高いと思う。
入学、卒業はたしかにおめでたく、可愛い子供、孫をSNSに出したいのはわかります。
でも、確実にそういった悪い人はいると思ってください。
その証拠に、見てください、たとえばフェイスブックで業者の女性が投稿するとモテないおじさんたちが
「可愛いですね！」とか「どこに住んでますか？」と必死に書いていますよね。
その群衆の中に、娘さんの情報を放り込むってすごい怖いと思いませんか？
私が親だったらやらないなあと思います。
笑うメディアクレイジーにて連載中