定期的に話題になる女性専用車ですが、
基本的にこの女性専用車両というのは法律で定められているものではなく、
電車会社のサービスの一環なんですね。
そして、もちろん常識の範囲ですが、
体調の悪い場合や体に障害のある方が仕方なく乗ってもいい「ルール」となっています。
そう、この「ルール」というのが人によって捉え方が違うから厄介なんですよね。
ルールというのは例えばスポーツにおいて考えてみると、
「あったほうが逆に有益であるし、だからこそ楽しめる」ものになります。
格闘技の試合でもルールがあるからこそ成り立つわけです。
そう考えるとこの「女性専用車両」というものはしっかりしたものがあるようで実はない不思議な日本独特のものです。
この女性専用車両がなぜそもそも生まれたかといいますと、
答えは簡単で「痴漢がいる」からです。
そしてそれをもっと突き詰めていくと、
日本の電車の混雑というのがでてきます。
これは都心の朝や夜のラッシュを経験したことがない方には伝わりづらい、というよりおそらく伝わらないのですが、
本当に身動きできず、他人と超密着することになるんです。
自分が降りる駅が近づいてくると、本当に降りられるのだろうか？ と不安になるくらい。
あれほど知らない人と密着するタイミングって人生の中で都会の電車くらいしか存在しないのではないでしょうか？
繰り返しになりますが、あれは経験しないと絶対にわからない。
という密着度の中で、それをいいことに、
つまりは「どさくさ」に紛れて痴漢行為をするモテない残念な一部の人たちがいるので
電車会社はこんなにも面倒くさい車両や区部を作らなくてはいけなくなったわけです。
つまりは痴漢が存在しなければすべては解決する。
そう考えるとどうして女性専用車両なんかを作ってこんな風に揉める前にすべての車両に監視カメラをつけないのかが謎です。
ランニングコストやこういった揉め事を含めて考えたらはるかに痴漢撲滅に有効だと思うのですが‥。
他の例になりますが、
空き巣などの泥棒が最も嫌うのが「監視カメラ」なんです。
これはそれがダミーのカメラであっても抑止効果は抜群です。
痴漢だってそれと全く同じなんですよね。
満員電車の緩和が一番の解決策だとは思いますが、
その一歩下の妥協策として監視カメラの設置は残念な痴漢の皆さんには驚異の存在となるのは間違いありません。
