前回は、どうして日本にはこんなにも多くのアイドルがいるのか?

アメリカで石を投げれば弁護士に当たるといわれるように、

日本で石を投げればアイドルに当たるという表現をしました。


日本には約50000人のアイドルがいて、

その9割9分(おそらく)がアイドルだけでは食べていけないという現状です。

そして、それを言うと、そういったアイドルのオタは

「いつか売れるために応援すればいいだろ! がんばっているのに失礼だろ!」等と言うんですね。

あのですね、では逆にききますが、

本当にその子を一生ファンとして面倒をみて、お金を費やす誓いは立てられますか?

そういったアイドルのファンというのは基本的に新しいもの好きです。

言い換えれば八方美人なんです。

 

試しにそういったファンの方々のツイッター等をみてみると、

中高生のアイドルの色々な子に

「今日も可愛いです!」とか、

「似合ってるよ〜」とか書いているんです。

で、その子がライブの告知等をすると、

「ごめん、行きたかったよ〜〜!」などと書いているんです。

 

アイドル側からすると、そういうファンが一番面倒。

こっちも商売なので、来ない事をいちいち書くなよおっさん! って思っているんです。

アイドルの方々、そうじゃないとは言わせませんよ、笑)


が、そういったおっさん達のお金が収入源なのも事実。

んなときもアイドルはキャバクラ嬢のように、

「次回はきてよ〜」などと返すわけです。

中高生のアイドルでもこれはやります。

 

これってすごい世界ですよね。

中高生の体売るJKビジネスなんちゃらが問題になっている時代に、

アイドルというフィルターがあるとなんでか許されるのですから。


あ、話がずれてしまいました。

そういうアイドルはどうしてやめられないのか?

 

今回のももクロさんの方は、

すごい先見の明があったのだとおもいます。

アイドルの中心にいるからこそ、日本のこの業界の限界が見えたのでしょう。

そして、いろいろなものをてんびんにかけて引退をえらんだ。

素晴らしいことです。

 

が、普通のアイドル、むしろそういったアイドルだけで食べていけないアイドルはますますやめられないんです。

それは、小さい自己顕示欲が捨てられないから。


客が5人のステージでも、その時の快感がエンドルフィン、ドーパミンとなって出ているのでまたその小さな快感を求めようとしてしまう。

そして、月に数万でも大きくなってしまう。
私は24、5になってまだ小さいステージでやっている人を見るとすごい残念さを覚えるんです。

そして、変に男性をさばく能力がつくので、結婚にもこだわるようになり、

結果、なかなか結婚できず、おばさんになっていく…。

さに少ないファンに振り回された人生といえますよね。

 

が、それも自業自得。

世界はもっと広い!

日本でなんとなくブームのアイドルなんてくだらない、

と思えるか思えないか、

そして覚悟があるかが幸せにつながります。